「打っちゃいましたね」 岩井千怜は米本格参戦後ワースト『78』
<ISPS HANDA スコットランド女子オープン 初日◇24日◇ダンドナルド・リンクス(スコットランド)◇6538ヤード・パー72>
ダブルボギー、ボギー、ボギー、ボギー、ボギー…。岩井千怜の、全英前哨戦の立ち上がりは苦しいものになった。「打っちゃいましたね。自分でも“今いくつだろう”って思いながら回っていました」。3バーディ・5ボギー・2ダブルボギーで「78」。これは米本格参戦後としてはワーストスコアになった
出だしの10番はティショットが右のレッドペナルティエリアにつかまった。「3Wかドライバーで悩んで、直前にドライバーに持ち替えちゃった。迷いながら打ってしまったと反省しています」。出鼻をくじかれ、そこから悪い流れが続いた。
15番パー3で初めてパーとして連鎖を止めると、18番パー5では3メートルを強気なストロークで決めてバーディを奪った。「切り替えるというよりは、チャンスについたので決めなきゃっていう感じだった。このままバーディを獲りたいなという気持ちで回っていたけれど…」。ただ後半3番パー5で2つ目の“□”を記録してしまった。
「ドライバーでダフっちゃって」と苦笑する。ブッシュがレイアップを阻み、5オン2パットのダブルボギー。そのあと2つのパー3でバーディを奪ったが、8番で落とし、立ち上がりの出遅れを取り戻すことができなかった。
「バーディは3つ獲れた。何がミスだったんだろう…っていう。セカンドショットのタテ距離も全然合っていなくて、風の計算も浅かった」。練習ラウンドでは風への対応を考えながら入念に下調べをしたつもりだったが、「把握しきれていない部分があった」と悔やんだ。
6オーバーは132位発進。65位タイまでの予選通過ラインからも大きくビハインドを負った。「(2日目は)どうなるか全然分からないです。今回はあまり自信がないですね。でもバーディの印象は残っている。淡々と回れていれば大丈夫かなと思う」。2日目は風が穏やかな午前スタート。今季1勝の注目ルーキーは巻き返しを図る。(文・笠井あかり)
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