シニア賞金王4回マークセンのネオマレット型パターのネックが面白過ぎた!
シニアツアーで最多勝利数24を記録しており、賞金王に4回輝いているプラヤド・マークセン(タイ)。彼の使用パターを撮影すると、独特なネック形状をしていることを発見。その詳細をレポートする。
マークセンが使用するパターは『オデッセイ ホワイトホットOG #7 NANO』である。ネオマレット型でミスヒットに強いタイプだが、フローネックと呼ばれるネック形状に仕上げられている。
「ネオマレット型パターは手元の下に置いてストレートに振るのがセオリーですが、僕はその打ち方だとなぜかダフってしまう。だから、ネックが曲がっているタイプを使っています」
シャフトを手のヒラの上に置いてヘッドの重心角を調べると、フェースが斜め上を向く。ネオマレット型によく見られるフェースバランス型ではないようだ。
「ヘッドを目の下よりも遠くに置いて、真っすぐ振りたいんです。そうするとダフらない。このネックだとそれが打ちやすいんです。(ヘッド軌道はイン・トゥ・インに振るのか?)そうではなく、ストレート軌道に振りたいです」
パターストロークの素振りを見ると、クロスハンドに構えてストレート軌道に振っている。ヘッドを体から遠くに置いて構えると、ライ角が小さくなるため、通常はイン・トゥ・イン軌道に振るのがセオリーとされている。だが、マークセンのストロークはストレート軌道に振っている。まさに理解不能な打ち方だった。
独特なクラブへのこだわりを持つマークセン。だからこそ、彼のクラブを調べるのは面白いといえる。
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