日本映画専門チャンネルで五十嵐耕平監督を特集。全4作をテレビ初放送
日本映画専門チャンネルは、国内外で注目を浴びる俊英・五十嵐耕平監督の総力特集を実施。第81回ヴェネチア国際映画祭ヴェニス・デイズ部門でオープニング上映された「SUPER HAPPY FOREVER」をはじめとする全4作を、7月6日(日)より放送する(すべてテレビ初)。時に軽やかに、時に儚く。ミニマムでありながら深い余韻をもたらす世界に浸りたい。
〈放送作品〉
「SUPER HAPPY FOREVER」(2024)
監督:五十嵐耕平 脚本:五十嵐耕平、久保寺晃一
出演:佐野弘樹、宮田佳典、山本奈衣瑠、ホアン・ヌ・クイン、笠島智、海沼未羽、⾜立智充、影山祐⼦、矢嶋俊作
幼なじみの佐野と宮田はあるリゾート地を5年ぶりに訪れ、佐野の亡き妻との思い出の場所を巡りながら、かつて失くした赤い帽子を探す──。青春期の終わりを迎えた人々の“奇跡のような幸福なひととき”を描き、第81回ヴェネチア国際映画祭ヴェニス・デイズ部門で日本映画として初めてオープニング上映された。
「息を殺して」(2014)
監督・脚本:五十嵐耕平
出演:谷口蘭、稲葉雄介、嶺豪一、足立智充、原田浩二、稲垣雄基、田中里奈、あらい汎、のぼ
東京オリンピックを2年後に控えた12月30日のゴミ処理場。迷い込んだ犬を探し始める事務員のタニちゃん、夜勤明けのケンなど、その場の者は同じような問題を抱えていた──。第67回ロカルノ国際映画祭新鋭監督コンペティション部門に出品された、異色のSFヒューマンドラマ。
「泳ぎすぎた夜」(2018)
監督:五十嵐耕平、ダミアン・マニヴェル
出演:古川鳳羅、古川蛍姫、古川知里、古川孝、工藤雄志、はな
五十嵐耕平が「若き詩人」のダミアン・マニヴェルと共同で監督を務め、冬の青森を舞台に少年の小さな冒険を描く。第74回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門出品。
「水魚之交」(2023)
監督・編集:五十嵐耕平 脚本:五十嵐耕平、久保寺晃一
出演:佐野弘樹、宮田佳典
「SUPER HAPPY FOREVER」のパイロットフィルムというべき短編。幼なじみの佐野と宮田は、海の見えるホテルにやってくる。鳴り続ける宮田の携帯電話に、佐野は出てしまうのだが──。第71回サン・セバスチャン国際映画祭ザバルテギ=タバカレラ部門出品。
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記事提供元:キネマ旬報WEB
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