「4人に3人が落選」でも公平? Nintendo Switch 2抽選に意外な評価
PS5やNintendo Switchといった次世代ゲーム機など、ジャンル問わずさまざまなモノで「転売」が横行している昨今。任天堂はNintendo Switch 2の発売に伴い、転売対策として抽選方式を採用し、少し厳しい応募条件を設置したが、世間はどう感じているのだろうか。ノウンズ株式会社が提供するアンケートアプリ「Knowns App」にて実施した、全国の一般生活者2,882名を対象とする「Nintendo Switch 2 の抽選販売と転売に関する意識調査」をもとに、ゲーマーに絞らない一般生活者の回答がどのようになっているか紹介していく。

落選でフラストレーション溜まるものの、「抽選」の公平性は高く評価

一般生活者への調査結果によると、Nintendo Switch 2の存在を知っている割合は9割以上であり、うち35.4%が予約抽選に応募済みであることが判明。応募者全体での落選者は73.2%となり、抽選倍率は4倍にものぼった。現在、Nintendo Switch 2は家電量販店などでゲリラ的に販売が開始されており、店頭で問題なく購入できる状態のようだ。各店舗にはある程度在庫も用意されているなど、徹底した転売対策がなされていることがうかがえる。

転売対策に関連し、「予約抽選」という販売形式についてどう思うか尋ねたところ、「公平で良いと思う」が半数、他にも「転売対策になって良い」「仕方ないと思う」といったポジティブな声が上位を占めた。一方で、「当たらないので不満」「店頭先着の方がいい」といったネガティブな声もいくらか挙がり、転売対策への評価と抽選に当たらないフラストレーションが回答者の中で交錯していることが分かった。
物価高騰の中でもゲーム機にはお金をかけられる?

今回の調査で「物価が高騰する中でもゲームにお金をかけたいと思うか」について尋ねたところ、4割以上が「そう思う」と回答。いくらインフレ下であろうと、ゲーム好きにとってゲーム機はお金をかけたいものであることが分かった。

一方、「転売価格で購入すること」について意見を伺ったところ、「ある程度の上乗せなら許容できる」「欲しければ高くても買う」「特に気にしない」といった声が挙がったものの、半数近くは「高すぎて買う気になれない」と回答。どうしても欲しい場合はそれだけ高額で購入する価値があると自身で判断したうえでの購入であるため、止めることはできないかもしれない。しかし今回のように、抽選後すぐ店頭で問題なく購入できる状態になってしまった場合、転売価格で購入したことが大きな損になるというリスクもはらんでいる。
世間的に転売は対策されているものの、なかなか簡単にはなくならないだろう。「モラル」のもつ強制力は決して強くはないが、自分自身を俯瞰し、誇れる自分でありつづけるべきではないだろうか。
出典:【ノウンズ株式会社】
※サムネイル画像(Image:Katerina Elagina / Shutterstock.com)
記事提供元:スマホライフPLUS
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