勝みなみが“シブコ”とともに「リベンジしに来ました」 チーム名は『H&M』で変わらず、テーマ曲は…
<ダウ選手権 事前情報◇ミッドランドCC(ミシガン州)◇6287ヤード・パー70>
「リベンジしに来ました」。ツアー唯一のダブルス戦。勝みなみは渋野日向子と2年連続でペアを組む。改めて出場の誘いの声をかけるまでもなく、「意思の疎通が完ぺき」と再結成はあたかも当然の流れだった。
「去年の大会が終わった時点で『来年はこうしよう』みたいな話をしていた。自然的に出る、みたいな。シブコも私と出たいと言ってくれて、私も出るならシブコと出たい」。チーム名は昨年と変わらず『H&M』に決めた。
昨年は渋野がホールインワンを達成するなど、見せ場も作った。大会はオルタネート方式(1つのボールを交互に打つ)とベストボール方式が2日間ずつ行われるが、オルタネートでスコアを伸ばせずに20位でフィニッシュ。これが上位争いのカギになる。
練習ラウンドでは1番からそろってスタート。勝が偶数、渋野が奇数のティショットを担当するが、最初の3ホールで「その練習をやって感じをつかんだ」。あすのプロアマはアウトとインをそれぞれが担当し、アウトを回る渋野はインを練習したいためそこで別れたが、各自がしっかりコースを確認し、準備を進めている。
昨年の反省を生かしたい。「遠慮や優しさを捨てる。ガンガンいきます」というのが学んだこと。絶妙なパットを残さないようにと、ロングパットでラインに乗っているのにショートしてしまうという場面も少なくはなかったよう。相手のために優しさを捨てれば、それが巡り巡って相手のためになる―。攻めの姿勢を心掛けている。
いつもとは違って、“お祭り”のようなにぎやかな試合。テーマ曲(入場曲)も各チームで設定でき、2年目のH&Mはアイドルグループ・CANDY TUNEの『倍倍FIGHT!』を選んだ。
「最初に笛から始まるので盛り上がる。同じ言葉を繰り返しているからテンポも出てくる。(曲の振り付けの)最初の入りが手だけなので、踊りも覚えやすい」。昨年は『マツケンサンバ2』のダンスを披露したが、歩きながらだったこともあってちょっぴり消化不良に。これも反省を生かした形だ。
目標は「優勝です」とキッパリ。同じ宿(Airbnb)に泊まり、共同生活も楽しんでいる様子。1998年度生まれの“黄金世代タッグ”が輝きを放つ。(文・笠井あかり)
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