フル出社は最少 今どきの働き方1位は“ハイブリッドワーク”だった
コロナ禍によってテレワークが一般化したが、人々は今、どんな働き方をしているのだろうか。NEXERは今回、新大阪のシェアレンタルオフィスWORKPHIL(ワークフィル)と共同で事前調査を行い、「現在テレワークでも可能な仕事をしている」と回答した全国の男女161人を対象に「ハイブリッドワーク」について調査を実施。世間の求める働き方や、働き方の現状について見ていこう。

今、最も多い働き方は「ハイブリッドワーク」と判明

NEXERの調査によると、テレワーク可能な会社に勤める男女161人のうち、37.9%がハイブリッドワークをしていることが判明。次いでテレワークが31.7%、オフィスワークは30.4%という結果になった。テレワークのメリットとしては、リラックスできる点や通勤の時間が発生しない点などが挙げられる。一方、オフィスワークのメリットとしては、コミュニケーションが円滑な点や気持ちを切り替えて働ける点などが挙げられる。ハイブリッドワークをしている人は、その両方のメリットを時と場合によってうまく使い分けていると考えられる。

現在テレワークしている人を対象に「いつからテレワークを始めたか」を尋ねたところ、54.5%と半数以上が「コロナ禍をキッカケに始めた」と回答。やはり、コロナ禍が人々の働き方に与えた影響は大きいようだ。逆に、コロナ禍以前からテレワークをしている人も37.5%とかなり多く、早い段階からテレワークのメリットに気づいていたといえるだろう。
人によって仕事に向かう姿勢や、何を重視して仕事に臨むかが異なるため、どの働き方も一定数選ばれていることが分かった。
【働き方別】みんな自分の働き方にどう感じている?

今回、オフィスワーク・テレワーク・ハイブリッドワークそれぞれ働き方別で「自分の働き方にどう感じているか」についても調査を実施した。オフィスワーカーとしては「コミュニケーションが円滑」「他者に振り回されて業務に集中できない」「人間関係を円滑にするため仕方なく出社している」など、コミュニケーション面以外では比較的ネガティブな声が多く挙がった。テレワーカーとしては「自宅で働く方が気楽」「時間の融通がきく」「家が職場みたいになり休めない」など、家が職場のようになり気が休まらないという意見はあるものの、基本的にはポジティブな声が多く挙がった。
ハイブリッドワーカーとしては、「過度なストレスがなく自分のペースで働ける」「テレワークは時間を有効に使えるがコミュニケーション不足になるのでバランスが大切」「仕事とプライベートが両立しやすい」とポジティブな声が多く挙がり、働き方を自由に選べる点に満足していることが分かった。調査に関連して「働き方を自由に選べる方が良いと思うか」についても尋ねたところ、91.3%が「良いと思う」と回答。ほとんどの人がハイブリッドワークを求めていることが明らかになった。
今回の調査結果から、ハイブリッドワークの普及が進めば、人々の働き方に対する満足度が高まり、さらなる業務効率化にもつながるとも捉えられるのではないだろうか。
出典:【WORKPHIL】
※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)
記事提供元:スマホライフPLUS
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