持ち球をフェードに 松田鈴英の現在地「少しずつの積み重ね」
東京都中央区にある日本橋高島屋で、ゴルフウェアブランド『and per se(アンパスィ)』のイベントが開催され、松田鈴英が登場した。マンツーマンのレッスン会、トークショー、写真撮影などおよそ2時間を過ごし、ファンとの交流を楽しんだ。
昨年11月に行われたファーストQTを通過できず、今年のQTランクは277位。下部ステップ・アップ・ツアーへの出場もままならず、ここまでレギュラー1試合、ステップ2試合にとどまっている。ホステスプロとして出た5月「ブリヂストンレディス」では、初日に「73」で回るも、2日目に「80」と落とし、2年ぶりの予選通過を逃した。
「初日はかなり良くて、自分がやってきたことができた。2日目はスコアは良くなかったけれど、内容や感覚的にはそこまで悪くなかった。でも、スコアを出さないと意味がない。次戦はもっとスコアを意識してやりたいです」
「チーピンが出ないように」するため、持ち球をフェードに変えた。完成度は「まだまだ」といい、試合で思い描く打球を出そうと試行錯誤を重ねている。「コーチと一緒にスイング調整をしています。完ぺきではないけれど、少しずつの積み重ね。毎日やり続けることが大事です」と励んでいる。
ほかにも、「自信が持てないタイプ」という内面を変えるべく、“あること”にも取り組み始めた。始めて1年ほどが経過しているが、これは「ちょっと恥ずかしい…。こっそりやろうと思うので、秘密にしておいてください」と残念ながら口外禁止となったので、ここでは書かないでおこう。
コースで練習をして、トレーニングに励む日々。プロ2年目だった2019年にはドライビングディスタンスで3位(253.41ヤード)に入るなど、167センチの長身からの強打も持ち味だ。「まずはスイングを固めていきたい。あとは方向性をしっかり定めて。マネジメントのミスも多いので、向きあいながらやっていきたい」と、復調にむけて課題をひとつずつ解決していく。
今後は推薦で「ミネベアミツミレディス 北海道新聞カップ」(7月10~13日、北海道・真駒内CC空沼C)、所属先のニトリが冠を務める「ニトリレディス」(8月28~31日、北海道・北海道CC大沼C)の出場が決まっている。「やることは変わらず、結果にどう結び付けていくか。頑張ります」と見据えた。(文・笠井あかり)
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