元・少女歌劇団ミモザーヌの女優・ちばひなのが語るグラビアに見る自分の変化「私、昔はめっちゃイモっコだったんです(笑)。今は大人っぽくなった思います」
『週刊プレイボーイ』に登場する女性たちに「初グラビア」にまつわるエピソードや当時の想いを聞く連載、『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。前回に続いて、女優・ちばひなのさんの後編。
ちばさんは2019年、少女歌劇団「ミモザーヌ」に1期生として入団し、翌2020年、大阪なんばYES THEATERにてお披露目ショーケース生配信で活動開始。
初グラビアは2023年『週刊プレイボーイ』26号で披露。その可憐な姿と美しいスタイルはたちまち話題を呼び、マンガ誌を中心にグラビアを多数飾る。2025年3月に少女歌劇団「ミモザーヌ」を卒団後、現在は女優として精力的に活動中だ。
今回はそんな彼女にグラビアへの想いや、自身の成長についてを聞いた。
『週刊プレイボーイ』2024年45号(撮影/HIROKAZU)
ーー週プレの初グラビアが好評(2023年6号/1月16日発売)。およそ10ヶ月後に2回目の登場を果たしました(2023年50号/11月27日発売)。
ちば ものすごく楽しい撮影でした。海に行ったり、花火をしたり。あと、浴衣を着させてもらったんですよ。しかも浴衣姿の時は髪をしっかりセットしていただいて。撮影だってことを忘れて、素で楽しんじゃいました(笑)。
ーーこの撮影当日はちょうど17歳の誕生日だったそうですね。
ちば そうなんです。何かあるかもなーなんてちょっとだけ期待していたんですけど(笑)、最後にケーキを出していただきました。本当に特別な1日になりました。
ーーこの頃は、すでにいくつかのマンガ誌にも登場していました。撮影にはすっかり慣れていました?
ちば いや、まだまだ。少しずつ慣れ始めてきたって感じで。笑顔を褒めてもらえる機会も増えたし、笑顔にも自信が持てるようになりました。
『週刊プレイボーイ』2023年50号(撮影/HIROKAZU)
ーー年末に行われた『グラジャパ!アワード2023』。識者が自分の年間ベスト作品を紹介する特別企画「俺のグラジャパ!アワード」で、頓知気さきなさんと武井壮さんがこのグラビアのアザーカットを収めたデジタル写真集をあげていましたね。
ちば そうなんです! スタッフさんから「出てるよ」って教えてもらって見たら本当で! びっくりしました!
ーー武井さんは「彼女には人の守護本能に訴えかけてくる雰囲気がある」、また頓知気さんは「少女性とオトナっぽさという矛盾が共存している」と語っていて。ともに、ちばさんの魅力を的確に伝えていましたね。
ちば いやいや(照)。「あどけないのが魅力だ」みたいなことはたまに言われて喜んでいたんですけど、そこまで言っていただくなんて......もう感激しちゃって。
ーーそれこそ自信がついたんじゃないですか?
ちば はい。ソロ仕事ってグラビアが最初なんですけど、最初不安もあったし、グラビアって本当のところ、自分に合っているのかなってことも少し思っていたんです。もともと自分のルックスにそこまで自信があったわけではないです。でも頓知気さんや武井さんにすごく褒めていただいたわけですから。ひとりでも大丈夫だ、本当にやってよかったなって思いましたね。
ーーその後、ますますグラビアでの露出が増え、昨年秋(2024年45号/10月21日発売)には週プレ3回目のグラビアが掲載されました。
ちば 秋を感じさせる内容をということで、長袖のセーラー服を着たり、サツマイモを食べたりしたんですけど、撮影当日はめちゃ暑くて。じつは汗ばんでいたんです(笑)。一方で川に入る撮影もあったんですけどそちらは冷たくて気持ちよかったです。この時もすごく楽しい撮影でしたね。
『週刊プレイボーイ』2024年45号(撮影/HIROKAZU)
ーーグラビアデビューして早くも約2年半が経つわけですけど、自分の中で変化を感じますか?
ちば 何より自分を客観的に見られるようになった気がしますね。
ーーおーっ! 客観的に、ですか。
ちば シチュエーションや衣装によって、自分がどんなふうに映ればいいか、考えるようになったというか。ここはしっとりしようとか、ここは元気いっぱいに見せようとか。客観的に自分を見ることで、やるべきことを意識するようになりました。もちろんまだまだすべてできてるわけじゃないんですけどね。
ーー表現の上ではどうですか?
ちば 幅がでてきた気がしますね。たとえば、舞台は動きをオーバーにしないと伝わらないんですけど、写真はまた別モノ。細かな動きが大事になると思うんです。手の仕草だったり、表情の変化だったり、それこそ目の表情とか。オーバーに動くのと、細かく動くのと、両方を考えるようなれましたね。もちろんまだまだですけどね。
ーーいやいや、素晴らしいです! スタッフさんはちばさんのグラビアを見て、何か言っていました?
ちば 「大人っぽくなったな」と度々言われましたね。私、昔というか、『ミモザーヌ』に入団したときはめっちゃイモっコだったんです(笑)。メガネをかけて、メイクもせず、髪もボサボサで。自分でもその頃と比べたら随分と変わって、確かに今は大人っぽくなった思います。
ーーいつも見て思うのは眉毛。みなさん、年齢を重ねると抜いて整えますけど、ちばさんはいい意味でナチュラルなままですね。
ちば 周りから「眉毛をあまりいじらないでね」ってよく言われるんです(笑)。みんなそれが素敵だって言ってもらえるので、自分から変えようとは思っていないです。
ーーあと髪の毛もそう。いつ見ても黒くて長くて、綺麗ですよね。
ちば ありがとうございます。本音を言えば、バッサリ切りたいと思うことはあるんですよ(笑)。夏なんてめちゃ暑いし、乾かすにも時間がかかるし。あと、染めてみたらどうなるかなとか。でもいまのままがしっくりくるので、切らないし、染めることもしないです。このままでいようと思っています。
ーー綺麗になっていくちばさんを見て、ミモザーヌのメンバーはどんなふうに見ていたんですか?
ちば う~ん、どうだったんだろう(笑)。発売になった日は、稽古場にスタッフさんが掲載誌を持ってきてくださるんですよ。それを見て「可愛い~」って言いながら喜んでくれました。
ーーグラビアを眺めていると、穏やかな雰囲気がだんだん強くなってきた感じがします。
ちば 確かにそうかも。以前は後輩のコに第一印象が怖いってよく言われていたんですよ。それがある時期から明るくなったって(笑)。自己肯定感があがったというか、自信がついたのかなって。
ーーちばさんはグラビアの何が楽しいですか?
ちば やっぱり新しい自分に会えることですね。写真を見た瞬間「え? これ自分?」って驚くのは本当に嬉しい。あと、チームで作るのも楽しい。ミモザーヌはいつも大勢のスタッフさんたちと一緒でみんなでやるのが好きなんですよ。撮り終わったときの達成感もみんなと一緒だと格別ですし。
ーーこの春に上京して、女優としての活動を本格化しました。
ちば はい。オーディションをいっぱい受けています。今まで舞台メインだったので、今度は映像作品にも挑戦したいなって。なかなか簡単には決まらないけど、メンタルを鍛えるつもりで頑張っていきたいです。
ーーでは最後に。ちばさんは初グラビアを見返しますか?
ちば たまにありますね。なんとなく見たくなっちゃう。で、最初の方とかだと、普通に楽しんで"ニコ"みたいな笑顔がほとんど。幼いなって思います(笑)。
ーーまだ2年半しか経っていないですよ。
ちば そうなんですよね~。10代が成長のスピードが早いってよく言われるけど、実感します。でも変わっていくのは、まだまだこれからですから(笑)。今後もグラビアを通じて、ファンの方々に自分がもっともっと成長していく姿を見せていきたいです。
ちばひなの
2006年8月21日生まれ 大阪府出身 身長162㎝
○元「少女歌劇団ミモザーヌ」の1期生メンバー。洗練されたスタイルと素朴な愛らしさでグラビア各誌からひっぱりだこ。今年春の高校を卒業。女優としての活躍に期待。
公式X【@chibachan_821】
公式Instagram【@chibahinano_mg】
『忘れたくない夏』 撮影/HIROKAZU 価格/1,100円(税込) 海にプール、グラビアでは初となる浴衣姿も収録。彼女のスタイルの良さはもちろんのこと、儚くて尊すぎる青春の輝きをギュッと閉じ込めました。何度も思い返したくなる夏を彼女と一緒に。
『幕間』 撮影/HIROKAZU 価格/1,100円(税込) 長袖のセーラー服、川で水しぶきと戯れて、ホウキで魔女ごっこーーそんな無邪気でいとおしい姿と少し艶っぽいカットを収めました。少女と大人との狭間で揺れる瞬間がここに。
取材・文/大野智己 撮影/荻原大志
記事提供元:週プレNEWS
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