母は我が子のためにどれだけの罪を犯すことができるのか? 極限を問う 「エコー・バレー」予告
2025年6月13日よりApple TV+で全世界同時配信される、ジュリアン・ムーアとシドニー・スウィーニーが主演し、リドリー・スコットがプロデュースを手掛けるApple Original Films「エコー・バレー」の、予告編映像が公開された。
予告編映像では、恋人を殺してしまったという娘クレアのため、遺体を湖に沈める母ケイトの姿が映し出される。木々に囲まれ住民も少ないエコー・バレーで、雨の降る夜とあれば誰にも見られることもないはずだった。しかし、そんな母と娘のもとに「何をしたか知っている」という怪しげな謎の男(ドーナル・グリーソン)が現れる。娘の友人だと言うが、ケイトは「そいつイカレてる」と男におびえる。娘ではなくケイトを訪ねてやってきたという男は、「俺が通報すれば、あんたにつながる」と脅し、金銭を要求する。
さらには、湖の様子を見に来たケイトの目の前で、死体が浮き上がってきているかのようなシーンや、そこに運悪く現れる国立公園の保護官など、犯した罪から逃げることができずに追い詰められていくケイトの姿も見られる。一方、母に守られているはずの娘クレアだったが、母の大きすぎる愛情に苦悩する様子も切り取られている。
「エコー・バレー」の舞台は、大都会ニューヨークから離れた、自然豊かな田舎町“エコー・バレー”。木々に囲まれたこの土地で、母ケイト(ジュリアン・ムーア)は農場を営み、独り静かに暮らしていた。ある雨が降る夜、ずぶぬれで顔面蒼白の娘クレア(シドニー・スウィーニー)がケイトのもとを訪れる。誰かの血にまみれ、震える娘に助けを求められて動揺するケイトだったが、クレアから恋人を殺してしまったことを打ち明けられ、なにかを覚悟したように一人家を出ていく。「母は我が子のためにどれだけの罪を犯すことができるのか?」という極限を問う作品となっている。
脚本は「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」のブラッド・イングルスビー。監督を「静かなる浸食」のマイケル・ピアースが務めている。主演のジュリアン・ムーアとシドニー・スウィーニーに加え、ドーナル・グリーソンやフィオナ・ショウらが脇を固めている。


【作品情報】
Apple Original Films『エコー・バレー』
Apple TV+にて2025年6月13日(金)より配信開始
画像・映像提供:Apple
記事提供元:映画スクエア
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