女子プロの“スイング完成度”ランキング 第2位はメキシコにて米ツアー初Vを挙げたルーキー
今年もハイレベルな戦いが繰り広げられる女子プロの世界。そんな女子プロの中で“完成度が高い”スイングをしているのは一体誰なのか? プロコーチの南秀樹が第2位に選出したのはメキシコ開催の「リビエラマヤオープン」にて、米ツアー初Vを飾った岩井千怜。日本だけでなく海外でも活躍できるスイングをどう評するのか?
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岩井千怜プロはオートマティックに、いつも同じスイングをしています。決められた動きを忠実に再現しているから、どんな場面でもスイングがブレない点が特徴です。
特にダウンスイングでのクラブの引きつけ方は素晴らしいです。クラブをオンプレーンに乗せ、下半身でクラブを引っ張り下ろす際には、体が浮きやすくなるのですが、そうした動きが見られません。両ヒザの間隔が変わらずクラブを下ろすので、体や手元が浮かずに正確なインパクトができています。
飛距離の出る選手ですが、最後まで振り切っているのも印象的。思い切って振ってもバランスが崩れないので、飛んで曲がらないのです。
■岩井千怜
いわい・ちさと/ 2002年生まれ、埼玉県出身。日本ツアーでは22年から3年連続で複数回優勝を記録。日本勢初の開幕戦連覇を達成するなど通算8勝。25年は姉妹で米国女子ツアーに参戦し、「リビエラマヤオープン」で米ツアー初優勝を挙げた。Honda所属。
■解説:南 秀樹
みなみ・ひでき/プロゴルファーである父の影響でゴルフを始め、高校卒業後にティーチングプロ資格を取得。クラブを使うことを主とする指導法が高い評価を得ている。幼少期から鈴木愛を指導するなど、ツアーで活躍する数多くのプロをサポートしている。(株)ボディスプラウト所属。
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