第1回実施まで残り3試合! 宮田成華は“急上昇”確実に、ここまで苦しんできた黄金世代も大前進【女子リランキング】
国内女子ツアーは先週の「リゾートトラストレディス」を終え、リランキング争いにも動きが見られた。
非シード選手を対象に、QTで決まった優先出場順位をシーズン中に並び替えるリランキング制度が導入されている。設定された試合終了時点のランキングに応じて、中盤戦以降の優先順位が変動。フル出場できる目安は、上位30~35位以内と見られる。
先週の大会では、QTランキング47位で開幕を迎えた稲垣那奈子が優勝。これにより来年末までのフル出場権(一部大会を除く)を手中におさめ、リランキングから“卒業”した。
他にも動きのあった選手が、11位タイで終えた宮田成華。49.50ptを獲得し、累計114.18ptのリランキング16位までジャンプアップした。QTランク52位で、ここまで限定的な出場にとどまってきたが、大幅に優先出場順位を上げることが確実に。一気に中盤戦フル出場権の“安全圏”に突入した。
また同じく11位で終えた黄金世代の木下彩も、夏場の出場権獲得へ前進した。昨年のステップ・アップ・ツアー賞金ランク2位の資格で、今季の前半戦フル出場権を手にしていたが、前週の「ブリヂストンレディス」まで10戦中9試合で予選落ちと苦戦していた。これで累計52.90ptになり、ランキングもボーダーラインの30位まで浮上。昨年、第1回リランキング時の30位が60ptだったことを考慮すると、“あと一押し”というところまできた。
注目ルーキーのひとりで、ボーダーライン付近の32位につけていた青木香奈子は、予選落ちで38位にダウン。ここがリランキング前のレギュラーツアー最終戦だったため、第1回リランキングまでの残り3試合で、どこまで粘れるかがポイントになる。
1位は菅楓華(568.37pt)。2位に荒木優奈(442.17pt)、3位に入谷響(372.09pt)が続いている。今回の稲垣だけでなく非シード選手で今季優勝を挙げた工藤遥加、菅沼菜々は、来年末までの出場権がすでに確定している。
今年のリランキングは、第1回が今月20~22日開催の「ニチレイレディス」(千葉県・袖ヶ浦CC新袖C)終了後、第2回が9月26~28日開催の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」(宮城県・利府GC)終了後に実施される。
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