スマホの容量はすでに64GBでは厳しい? 少ない容量のスマホを使い続けるには?
2025年現在も64GBのスマホを使用している方の場合、「容量が足りない」「写真やアプリを消さないと新しいものが入らない」といった悩みに毎日のように直面しているのではないでしょうか?
写真や動画の高画質化、アプリの大容量化が進む中で、スマホのストレージ容量は、どれくらいあれば安心なのでしょうか? また64GBの容量のスマホはすでに“オワコン”なのでしょうか。
この記事では、スマホ容量の目安や活用術について詳しく解説します。

スマホのストレージは容量をフルに使えるわけではない
スマートフォンのストレージ容量は、購入時に表示されている数字すべてを自由に使えるわけではありません。実際には、OSやプリインストールされているアプリが一定の容量を占有しており、たとえば64GBモデルの場合、ユーザーが実際に使える容量は約40GB前後になることが一般的です。

さらにスマホを使い続けていると、当然のように写真や動画、ゲームコンテンツなどが容量を圧迫していき空き容量が不足していきます。
近年のスマホの価格を考えると4年以上は使いたいところですが、購入から4年も経つと、空き容量が不足してしまう人も珍しくありません。
スマホの容量はすでに64GBでは厳しい?
近年のスマートフォン事情を考えると、64GBのストレージ容量は「最低限」と言える状況です。写真や動画の画質が向上し、アプリやゲームも年々大容量化しています。SNSアプリも多機能化し、キャッシュやデータが蓄積されることで、知らないうちに数GB単位で容量を消費するケースも珍しくありません。
実際、128GBですら「ギリギリ快適に使える容量」とされ、メーカーやユーザーの間でも「128GB以上が安心」という認識が広がっています。特にスマホを4年以上使い続ける人が増えている今、64GBではすぐに容量不足に悩まされる可能性が高いでしょう。
ライトユーザー向けの容量の目安

スマートフォンを主に通話やメール、SNSの閲覧、Web検索など、基本的な用途に限って使うライトユーザーであれば、64GBでも工夫次第で十分使い続けることができます。また、データをスマホ本体には保存せず、クラウドを活用することで容量と本体の価格を抑えることができる人も64GBのスマホを使いこなすことができるでしょう。

とはいえ64GBがすでに「容量としてあまりに小さい」のも事実。たとえば64GBの倍である128GBのスマホですら、いまや大容量モデルとは言えず標準ユーザー向けになっています。写真もアプリも普通に使う程度の、普段使いのスマホとしてそこそこ使える容量に過ぎません。
ヘビーユーザー向けの容量の目安

一方で、写真や動画を頻繁に撮影・保存したり、ゲームアプリや動画編集など大容量のアプリを多用するヘビーユーザーの場合、256GB以上を選ぶのが安心です。

特に近年は、1本で20GB以上を消費する大作ゲームや、4K動画の撮影なども一般的になっています。こうした使い方をする場合は、512GBや1TBのスマホも視野に入ってくるでしょう。
ストレージの空き容量を確認する方法【iPhone/Android】
スマートフォンのストレージ空き容量は、iPhone・Androidともに設定アプリから簡単に確認できます。


少ない容量のスマホを使い続けるには?
64GBやそれ以下の容量のスマホを使い続けるには、まず、不要なアプリや使っていないデータはこまめに削除しましょう。写真や動画はクラウドストレージ(iCloud、Googleフォトなど)やパソコン、外部メモリに移動して本体の容量を空けるのもおすすめです。また、キャッシュの削除や、アプリ内の不要なデータの整理も定期的に行うと良いでしょう。
Androidの場合はmicroSDカード対応機種なら、写真や動画の保存先をSDカードに変更するのもおすすめです。こうした工夫を続ければ、容量の少ないスマホでもストレスを感じずに使い続けることができます。
記事提供元:スマホライフPLUS
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