どうして新幹線の“きっぷ”は2枚あるの? 複数枚あってなくしやすいんだけど
新幹線を利用するとき、きっぷが2枚に分かれていることがありますよね。きっぷが複数枚あると紛失しやすいですし、新幹線改札を出るときに乗車券を回収し忘れてしまうこともあります。そこで、今回は新幹線のきっぷの基本を紹介しましょう。うまく買えば、新幹線のきっぷは1枚にまとめることもできるんです。

本来、新幹線のきっぷは乗車券、新幹線特急券、指定席券の3つに分かれている!
普通列車に乗るとき「きっぷ」は1枚でいいですが、新幹線に乗るときは「きっぷ」が2枚に分かれていることがありますよね。これって、いったいなぜなのでしょうか?
そもそも、新幹線に乗るには乗車券のほかに「新幹線特急券」が必要です。そのため、新幹線では最低でも乗車券と新幹線特急券の2枚が必要になるんです。
また、新幹線には自由席と指定席がありますが、指定席の利用には「指定席券」を購入することになるため、本来は「乗車券」「新幹線特急券」「指定席券」の3枚が必要になるのですね。
ただし、JRではきっぷの枚数が増えすぎないよう、発券時にきっぷをまとめて発券するようになっています。
たとえば、新幹線で指定席を取った場合は、新幹線特急券と指定席券が1枚に集約された「新幹線指定席特急券」になるため、結局は乗車券と2枚になることが多いのです。
●JR東日本公式サイト「きっぷの種類」は→こちら

ほかにも、JRのきっぷには「グリーン券」や「寝台券」といったさまざまな種類が存在しています。たとえば、寝台特急「サンライズ出雲」の個室を利用する場合は「乗車券」と「特急券・寝台券」の2枚が必要になります。

新幹線のきっぷは1枚に集約することもできる
実は、新幹線のきっぷ(乗車券・新幹線特急券・指定席券)は1枚に集約することができます。その条件は、単純に新幹線の乗車券と特急券(指定席券)を同一区間で同時に購入すること。
たとえば、新幹線で東京駅から博多駅まで行くだけなら、「みどりの窓口」や「えきねっと」などで、乗車券と新幹線特急券を一緒に購入すれば、基本的にきっぷは1枚になるのです。


もちろん、乗車券だけ先に買ってあとから新幹線特急券を別に買ったり、新幹線に乗ったあとにほかの特急列車などに乗り継ぐような場合は、基本的に乗車券と新幹線特急券が別々に発券されることになります。

まとめ
いかがでしょうか? ただ単に新幹線だけに乗る場合、同一区間の乗車券と特急券を同時に買えば、きっぷは1枚に集約されます。
しかし、新幹線特急券と乗車券を一緒に買っても、新幹線を降りてから在来線の特急に乗り継ぐような場合は、きっぷが複数枚に分かれてしまうんですね。
もちろん、新幹線特急券と乗車券をバラバラに買ったり、あとから指定席券を追加する場合も、きっぷが複数枚に分かれます。
記事提供元:スマホライフPLUS
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