「結局、顔でしょ?」マッチングアプリで9割が“中身重視”と回答するも、現実は外見偏重
出会いの場として主流となりつつあるマッチングアプリ。アプリ上では外見やスペックを確認できますが、“人となり”を理解するのは難しいようです。今回は、「『”外見・スペック情報”と”人となり”情報のバランス』に関する意識調査」をご紹介します。

「いいね」時に重視するのは”人となり”! 一方、外見で判断されると感じる人も多数

累計会員数合計2,000万人のマッチングアプリを運営する株式会社エニトグループ傘下の、株式会社Omiaiが展開しているマッチングアプリ「Omiai」では、マッチングアプリ利用経験のある男女664人を対象に「『”外見・スペック情報”と”人となり”情報のバランス』に関する意識調査」を実施。
まずはじめに「お相手を『いいね』する時に、“人となり(人柄、その人らしさ)”は大事だと思いますか?」と質問すると、86.4%が大事と考えていることが明らかになりました。ほとんどの人がプロフィールの段階から外見や条件だけでなく、その人“らしさ”も重要視しているようです。

次に、「『いいね』される際に、“外見やスペック”と“人となり”のどちらに魅力を感じてほしいですか?」と質問すると、内面重視の“人となり”と回答した人が約半数(44.3%)を占めました。
一方、「異性の方が『いいね』を送る際、”外見やスペック”を重視していると感じることはありますか?」とたずねると、「とても感じる(35.4%)」「ある程度感じる(54.8%)」とあわせて9割以上(90.2%)のユーザーが「外見や条件で判断されている」と感じていることが明らかになっています。
内面を重視するユーザーが多い一方、相手(異性)は外見重視で「いいね」をしていると感じているようです。
相手からの「見た目やスペック」による判断がマッチング疲れの原因に

「マッチングアプリにある情報および機能で、自分の“人となり”を表現しづらいと感じたことはありますか?」という質問では、「とても感じる(35.4%)」「ある程度感じる(53.2%)」との回答があわせて9割近く(88.6%)にのぼりました。
また、「マッチングアプリで、『見た目やスペックを優先して判断されている』ように感じることが、疲労感や徒労感を覚える一因になっていますか?」と質問すると、「とても関係している(29.8%)」「ある程度関係している(54.8%)」といった回答が大半(84.6%)を占める結果に。
このことからも、マッチング疲れの原因は“人となり”を表現しにくい点にあることがわかります。

最後に、異性が「いいね」を送る際、「外見やスペック重視で見られていると感じたことがある」と回答したユーザーにその理由をたずねると、「プロフィール情報では“人となり”がうまく伝わらないから」との回答が43.6%でもっとも多い結果となりました。
本調査から、「自分の内面を見てほしい」というユーザーが大半を占める一方で、実際には外見やスペックで見られているという“現実とのギャップ”があることがわかりました。マッチングアプリは手軽に利用できる反面、画面上だけで相手の”人となり”を感じ取るのは難しいのが現状です。そのため、今後マッチングアプリで”人となり”が見えるような機能等が実装されれば、ユーザーもより増加するのではないでしょうか。
出典:【株式会社Omiai】
※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています
記事提供元:スマホライフPLUS
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