グラビアクイーン・本郷柚巴が語るグラビアへの想い「私の理想のスタイルは"ボンキュボン"ではなく"ボンキュキュ"です(笑)」
『週刊プレイボーイ』に登場する女性たちに「初グラビア」にまつわるエピソードや当時の想いを聞く連載、『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。前回に続いて、元NMB48のグラビアクイーン・本郷柚巴(ほんごう・ゆずは)さんの後編。
本郷さんは2015年、12歳でNMB48のメンバーとしてデビューし、2023年にグループを卒業。現在は俳優として活動している。
初グラビアは『BUBKA』2021年6月号で披露。愛らしい笑顔と見事なスタイルでたちまち評判に。『週刊プレイボーイ』をはじめ多数の雑誌の表紙・誌面を飾り、いまや「グラビアクイーン」と称されている。
今回はそんな彼女に週プレのグラビアをはじめ、目指す体型などグラビアでの理想像までを聞いた。
『週刊プレイボーイ』2021年42号(撮影/岡本武志)
ーー前回お話しいただきましたが、週プレのグラビアには2021年27号(6月21日発売)に安田桃寧さんとペアで初登場。その4ヶ月後、42号(10月4日発売)に今度はソロとして登場されています。
本郷 この時のグラビアはよく覚えてますね。桃寧と一緒も楽しかったけど、週プレさんにひとりで出られたのは、グラビアで自分を認めてもらえたというか、すごい達成感がありました。それまで伸び悩んでいた時期が長かったので、やっと自分の居場所を見つけられた気がしましたね。
ーー初グラビアから数えてわずか5ヶ月。それにしては立派というか、風格がありますね。
本郷 ありがとうございます。このグラビアを撮影した頃に(白間)美瑠さんがNMB48を卒業されたんです。美瑠さんから「グラビアでNMB48を引っ張っていって欲しい」と言われ、また入った順も上から6番目になったこともあり、"自分がやらなきゃ"って意識が強く芽生えました。それが現れたんだと思います。
ーー中でもお気に入りのカットは?
本郷 この時のグラビアは全部気に入っていますけど、扉の写真ですかね。緑と青いプールの背景に赤白のボーダー水着。キレイだし華やかですよね。最初にページを開いた瞬間、おーっと声が出ちゃいました(笑)。
『週刊プレイボーイ』2021年42号(撮影/岡本武志)
ーーさらにこの4ヶ月後の2022年8号(2月7日発売)のグラビアにも登場。週プレもそうですが、勢いがあるというか、コンビニの店頭で本郷さんのグラビアを見かける機会が激増した印象です。
本郷 自分でもびっくりするほど、グラビアで忙しくなりました。撮影では東京はもちろん、沖縄や北海道にも行かせてもらいました。
ーーこの時の週プレのインタビューでは「(48グループでは)田中美久さんを意識しています」なんてお話しされていましたね。
本郷 あははは。言っていました(笑)。美久ちゃん、すごくたくさんの雑誌の表紙を飾っていたんです。なので自分も負けたくない、みたいな気持ちが沸いて。あと(上西)怜ちゃんも意識していましたね。グラビアの先輩ですけど、徐々に負けたくないなって。
ーー随分と変わりましたよね。グラビアに挑戦する前は「自分は後ろにまわったほうがいいのかな」なんて思っていたこともあったのに。
本郷 負けず嫌いの気持ちが表に出てきちゃいましたよね(笑)。
ーーNMB48の26枚目のシングル「恋と愛のその間には」(2022年2月23日発売)ではついに選抜メンバー入り。さらにはファースト写真集『美しい果実』(6月29日発売/講談社)発売! そして......2023年6月12日の「恋は突然やってくる」公演で、本郷さんはNMB48を卒業します。
本郷 もともと私の目標は、選抜に入ることと写真集を出すことだったんです。そしてこのふたつが実現できたら、NMB48を卒業し、芸能界も引退しようと考えていました。でも、お父さんはじめ、周囲の方からもやめるのはもったいないって再三言われて。翻意しましたけど、事務所を移籍してゼロからスタートすることにしました。
ーーその後グラビア活動はより活発に。週プレの誌面にもコンスタントに登場いただき、トータルで7回、表紙も3回飾っていただいています。中でも特に印象に残っているのは?
本郷 そうだな~。今年3月に出た最新のグラビアかな(2025年12号・3月10日発売)。愛知県で撮影したんですけど、この時はカメラマンさんが女性。編集さんも女性だし、私のマネージャーさんも女性。珍しいことにスタッフが全員女性だったんです。それがすごく新鮮というか。特に、夜のご飯が女子会になって、女子トークをしたのは忘れられません(笑)。
ーー女子トーク? どんな話を?
本郷 恋愛の話とか。先輩方からたくさんのアドバイスをもらいました(笑)。
ーーれ、恋愛トーク!? えーと、「どんな人がタイプなの?」とか。
本郷 まぁ、そんな感じです(笑)。
ーーで、本郷さんはどんな人がタイプだとお答えに?
本郷 え!? ここでそれ聞きます(笑)。う~ん、私、本当にタイプがないんです。ルックスも性格もこれと言ってないし、好きになった人がタイプというか(おろおろ)。強いて言えば笑いのツボが合う人ですかね。私、ツボがめちゃ浅いので、まぁ、どんな人でも合っちゃいますけどね(笑)。
ーーあははは。話がそれましたね。すみません(笑)。えーと、とにかくスタッフが女性ばかりだったのが印象的だったと。
本郷 そう。だから全体的に、女性の好みが出ていますね。たとえばバックショット。どうすればお尻がキレイに見えるかをすごく探ってくれて。衣装も女性が見て可愛いし、自分で言うのもなんですけど美しいですよね。
『週刊プレイボーイ』2025年12号(撮影/阿部ちづる)
ーーなるほど。ちなみに普段、体作りはどうされているんですか?
本郷 しっかりやっていますね。ジムに通って体を追い込むし、あとは日常的にたくさん歩くように心がけています。
ーーグラビアをやるようになって、体型への意識は変わりました?
本郷 めっちゃ変わりました。自分にとっての理想の体型をよく考えるようになりました。皆さん"ボンキュボン"が理想だってよく言うじゃないですか。でも私的には"ボンキュキュ"。お尻は大きすぎず、でも綺麗に上がっているのが理想ですね(笑)。
ーー以前は胸の大きいのがコンプレックスだったわけですよね。そちらは?
本郷 まったく気にならなくなりました。それこそ以前はモデルさんのような細い体型に憧れていましたけど、それもまったく。いまは健康的でちょっとムチッとしているほうが可愛いなと思っちゃう。とはいえバランスが大事だから太すぎず、かといって痩せすぎずの体型を常に自分で探っていますね。
ーー意識が高いですね。本郷さんはグラビアは何が楽しいですか?
本郷 えぇ! なんだろう......。
ーー撮影中「いいね!」とか「可愛い!」と言われることは?
本郷 もちろん嬉しいけど、それについてはどこかで「ほんまにそう思ってる?」なんて思ったりもしますけどね。だって絶対に目をつむっているカットもあるじゃないですか(笑)。グラビアで特に楽しいのは、衣装選ぶ時ですね。いろいろな衣装を着られて、あとヘアメイクもしてもらって、いろんな自分に出会える。考えるだけでワクワクします。あとはいろいろな場所に行けることですかね。
ーー地方ロケではしっかり食事するタイプ? 中には撮影のため、おしなべて控えているって人もいるけど。
本郷 私は気にせず食べます。でも好き嫌いが多いので、満喫できているからはわからないけど。中でも生モノが苦手なんです。だから、お刺身の盛り合わせが出てきてもダメ。みなさんに「こんな美味しいものをなぜ?」って思われてます(笑)。
ーーもともと選抜入りと写真集が夢だったんですよね。現在の夢は何ですか?
本郷 いまはもっとお仕事の幅を広げるのが目標で。そこに向かって頑張っています。夢とはちょっと違うけど。
ーー最近は俳優業にも力を入れていますけど、ドラマや映画の主演を目指すとか?
本郷 それもありますね。でもいまは自分が理想とするところにはまだまだ。なので、具体的には言わないままにしておきます(笑)。この先を楽しみに待っていてください。
ーーでは最後にお約束の質問を。本郷さんはご自身の初グラビアを見返しますか?
本郷 発売時は見ましたけど、グラビアはそれきりかな。オフショットは全部アルバムにして分けてあって、わりとよく見返します。その度に表情やスタイルも、自分は成長してるなって。この先もまた写真を見返して、その都度、自分の成長を実感できればいいなと思いますね。
●本郷柚巴(ほんごう・ゆずは)
2003年1月12日生まれ 大阪府出身 身長157㎝
○アイドルグループ「NMB48」の元メンバーで、グラビアだけではなく、俳優業にも力を入れる。
公式X【@yuzuha_hongo】
公式Instagram【@h.yuzuha_0112】
公式TikTok【@hongo.yuzuha】
『ほんまに好き』 撮影:阿部ちづる NMB48卒業後、俳優としての道を歩み始めて約1年半。今回のテーマは、レトロモダンな温泉宿で1泊2日のお忍び旅行。温泉に入って、ごはんを食べて。一緒に旅行を楽しんでいる気持ちにドキドキ。また、裏テーマは「猫」。よく見ると猫っぽいポーズや表情にも挑戦していて、その愛らしさも必見です!!
取材・文/大野智己 撮影/荻原大志
記事提供元:週プレNEWS
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