ショートパットが超苦手ならパター「二刀流」もアリ!? 仏発・ARGOLFが利き手を活かす【30インチ】の新提案
21日、フランス発の高級パターブランド「ARGOLF」がARGOLF PUTTING STUDIOで新作発表会を開催。同社がこれまでフィッティングしてきた4桁以上のゴルファーの「お悩みランク1位」のショートパットの苦手を解決する、30インチの短尺パター『Short Roll 30』を発表した。
パターに悩む競技ゴルファーの駆け込み寺として、科学的かつ体系的な理論で救ってきた同社の松尾俊介氏は「パターの重心点近辺をスプリットハンドで支える」スタイルで、人が本来持つ「利き手の優位性で感性を活かす」ことと「振り子で振る」利点を推奨する。
「パターが難しい理由は、グリップ幅で握れる範囲が決まっていて、クラブの端を持って重いヘッドを操作しようとするから。両手を離して利き手でヘッドの近くを支えれば、途端に操作性は良くなります。これまで多くのパターに悩む方々をサポートしてきましたが、最も多い悩みは【ショートパット】で、その悩みに応える短い30インチと短い『SR30』シリーズを用意し、ショートパット用のパター二刀流をご提案しようと決意しました」(松尾氏)
エンジョイ派なら「ショートパット専用のパターなんて」と困惑するのも当然だが、実際、ここに悩んできて当該理論に惚れ込み、パター二刀流を採用した指導者もいる。それが、動作解析『GEARS』のマスターインストラクターの井上欣子さんで、これまでの競技人生で常に短いパットに泣かされ続けてきたそう。
「30インチのショートパット専用パターを取り入れてから5打くらい平均パット数が良くなってます。昔から競技で短いパットに泣いてきて、それこそショートパットが上手な人のパターを打たせてもらって色んなモノを買いまくってきたけど、根本解決にならなかったし、周囲に相談しても解決できなかったんです。
でも、松尾さんのスプリットで握る理論で激変して、ついにショートパットを克服できた。まだ採用して3ヶ月くらいですが、今後、速いグリーンの試合では本当にパター二刀流で挑むつもりですね。そこまで速くないグリーンなら通常の長さ1本で、短い距離は右手の位置を変えて対応するつもりです」(井上さん)
同社は、短い30インチの『SR30』だけでなく、両方を兼ねる中間の32~36インチの『Steady Roll』と、37~45インチの『Gravity Touch Roll』の3つをフィッティングで見極めて提案するとか。ここまで用意する理由は、お悩みランク上位の「腰痛」対策もあるという。
「短い30インチのパターを下の方で支えようとすると、かなり体を屈めることになり、腰痛の人はムリですよね。腰痛に悩む方には中尺以上の『Gravity Touch Roll』の長めで前傾角度を起こすことをオススメしますが、利き手を離すスプリットスタイルで感性は活かしてほしいので、現在は17インチのグリップや、どこまでも離して握れるホッケーグリップもご用意しています」(松尾氏)
エンジョイ派でクロスハンドの記者も試したが、自分のスタイルと真逆でも『SR30』はジャストタッチで入れやすかった。短いパットに悩まないため二刀流は採用しないが、井上さんの苦労話を聞くと、この提案が必要な人も意外にいることが分かった。
「私はショートパットを右に外すタイプで、ハマると一日中ダメなことが多くて……。序盤で短いのを右に外すと、もう不安で負の連鎖から抜け出せない。試合になるほど症状が酷くて練習ではそこまでじゃなく、根本解決が中々できずに来た感じです。私ほど酷くなくても、同じように悩む人は多いと思います」(井上さん)
東京・恵比寿駅近くの同スタジオでは、可動式でグリーンの傾斜を自在に変えられるパッティング練習グリーン、WELLPUTT『BIGTILT WAVE』を日本初で設置したばかり。視覚的な指導もできる機器も活用しながら、細かなマンツーマン有料フィッティングを行っている。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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