戦後の奇才と称された画家の没後40年 “見えないものを描く”鴨居玲展
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「人間とは何か」を描き続け、戦後の奇才と称された画家、鴨居玲(1928-1985)。JR京都駅ビル内・美術館「えき」KYOTOで5月30日~7月6日まで、「没後40年 鴨居玲展 見えないものを描く」
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「人間とは何か」を描き続け、戦後の奇才と称された画家、鴨居玲(1928-1985)。JR京都駅ビル内・美術館「えき」KYOTOで5月30日~7月6日まで、「没後40年 鴨居玲展 見えないものを描く」(ジェイアール西日本伊勢丹・京都市)が開催される。
金沢美術工芸専門学校(現在の金沢美術工芸大学)で宮本三郎に師事し、フランス、ブラジル、イタリアそしてスペインなどさまざまな国を巡るなかで、「おばあさん」「酔っぱらい」などのモチーフに出会い、自身の画風を確立させた画家。「写実」とは見えないものを描くことであるとし、人間の内面、己の理念を人物像などのモチーフを通して描き出した。
展覧会では、初期から晩年までの「自画像」、スペイン滞在時に生まれた「酔っぱらい」、帰国後に新たな挑戦として取り組んだ「女性像」、信仰に対する問いを表現した「教会」など、鴨居が描こうとした人間の心と心の関係、芸術像を紹介する。会期中無休。開館時間は10時~19時30分(入館締め切りは閉館30分前)。入館料は一般1100円、高・大学生900円、小・中学生500円、障害者手帳提示者と同伴者1人は当日料金から各200円引き。

記事提供元:オーヴォ(OvO)
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