天然木の製材から組立まで 全工程を一人で作りあげるオルゴール
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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どんな曲でも懐かしい空気をまとって聴こえてくるオルゴールの世界。阪神梅田本店(阪急阪神百貨店)では5月14(水)~20日(火)まで、「~時の音色・森の旅人~ ゆのん風のおるごーる展」を開催する。天然木を製材するところから、デザイン、構成、音色の表現まですべての工程を一人で生み出すオルゴールのあたたかな音色が楽しめる。
創作オルゴール作家、「ゆのん」さんの作った18弁、30弁のシリンダーオルゴールが並ぶ。「弁」というのは、オルゴールのシリンダーについているくし歯と呼ばれる振動板の数。オルゴールの起源には諸説あるが、1796年スイスの時計職人アントワーヌ・ファーブルによって懐中時計の音楽を鳴らすために使われていたベルなどの代わりに、金属製の細長い小さな歯を使ったのが始まりといわれている。細長い小さな歯は次第にまとめられていき、やがてくし歯のような金属板になる。シリンダーオルゴールはオルゴールの初期から楽譜代わりにピン打ちをしたシリンダーを使い、時計同様にゼンマイを動力にしていたもので、1800年代後期まで進化を続け、大型化や素材や技術の向上などを経て美しい音色を手に入れ、今日でも普及品から高級品まで幅広く生産されている。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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