身長158センチの押尾紗樹が、HS50m/sで振れる理由は“高重心”アドレスにあった!【飛ばしのヒントは女子ドラコン】
「JPDAドラコン全日本選手権」で2019年から3連覇を達成した押尾紗樹は、レッスンも大人気。アドレスを教えただけで、10ヤード以上飛距離が伸びたというアマチュアも多いという。
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一番簡単に飛距離アップするにはアドレスを見直すことです。飛ばそうとすると、ほとんどのアマチュアは力を入れようとして、腰を落としたりヒザを大きく曲げたりしてしまい、重心が低くなっています。ワイドスタンスにするタイプも重心が低いです。
重心が低いアドレスは安定感があるかもしれませんが、飛距離アップには向いていません。トップが低くなるのと、体が回転しにくくなるからです。重心が高い方が上半身を回しやすく、高いトップからクラブを下ろせます。ヘッドを加速する助走距離が長くなるので、ヘッドスピードが上がるんです。
ただし、棒立ちではありません。正しい構え方の手順は直立した姿勢からお尻を後ろに引くこと。お尻を引くとカカト体重になるので、ヒザを前に出しながら体重を母指球に乗せます。その状態で両腕を伸ばして体の正面でドライバーを握り、体の姿勢を変えずにヘッドを下ろします。アドレスしたとき、ボールを凝視して顔全体を向けるとアドレスが縮こまるので、ボールを下目で見ることも重心を高くキープするために大切です。
前傾角度は浅く、ヒザもほとんど曲げていません。このアドレスを教えただけで、ヘッドスピードがアップし、10ヤード以上飛距離が伸びた人もけっこういますよ。
■押尾紗樹
おしお・さき/ 1993年生まれ、埼玉県出身。7歳からゴルフを始め、ジュニアゴルファーとしても活躍。2018年から日本プロドラコン大会(JPDA)に参戦。19年から日本プロドラコン全日本大会で3連覇を達成。ヘッドスピードは約50m/s。ベストスコアは66。
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