猛追も一歩及ばず 大里桃子は2戦連続2位「早く私の週が来るといいな」
<パナソニックオープンレディース 最終日◇4日◇浜野ゴルフクラブ(千葉県)◇6751ヤード・パー72>
サンデーバックナインで4バーディの猛追を見せた大里桃子だったが、優勝にはあと一歩届かず。2週前に地元・熊本県で行われた「KKT杯バンテリンレディス」に続き、2戦連続の単独2位になった。
3打差を追う7位からスタートし、前半は1つ伸ばしただけ。ただ、そこから12、13番の連続バーディに加え、15番、17番でも1つずつ伸ばし、トータル9アンダーでホールアウトした。この時点でクラブハウスリーダー。プレーオフに備えながら、最終組が上がるのを待った。
この時点ではトップの菅沼菜々と2打差。「ほぼないだろうなと思っていたら、(菅沼の)17番がまさかのボギーだったので…一応形だけ(笑)。準備をして待っていました。プレーオフができたらラッキーだなというぐらいの気持ち」。半ばあきらめムードでもあったが、可能性を信じた。
21年大会では上田桃子とのプレーオフで敗れ、今回が同大会2度目の2位。菅沼の優勝が確定した後は、「やっぱり悔しいですよね」と本音ものぞかせた。それでも好調をキープしたまま、来週のメジャー大会「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」に向かうことができる。
23年にシードを喪失しながら、昨年「宮里藍サントリーレディス」で優勝し、自信を取り戻した。「シード落ちで何かが吹っ切れた。昨年のシーズンインの時は『ゴルフを楽しめればいいや』ぐらいの気持ち。それを今も続けている感じです」。肩の力が抜けたことが好影響を生んでいる。
21年の5月には、この大会を皮切りに2位、2位タイ、優勝、2位、2位タイという驚異的な成績を残し“ミス・メイ”と呼ばれた。「早く私の週が来るといいなと思っています」。ここから“得意の季節”が本格化する。(文・間宮輝憲)
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