最新28モデルのボールを徹底調査! アプローチでのスピン量、打ち出しの低さのベスト5は?
アプローチでスピンをかけるならウレタンカバーのスピン系ボール。今回は、最新28モデルのスピン量と打ち出しの低さを試打調査。それぞれのベスト5を発表したい。
◇ ◇ ◇
アプローチショットにおいて、スピン量が高く打ち出し角が低いボールを使用すると、イメージ通りにボールを操りやすくなる。プロのように「ギュギュッ」と止めてピンに寄せるプレーが可能となる。
今回はギアに詳しいプロ、海老原秀聡がテスターを務め、各ボールをサンドウェッジ(SW)で打ち、「GC4」によりスピン量と打ち出し角を調査した。数値はキャリー50±2ヤードで打ったナイスショット5球の平均値を採用している。なお、使用したウェッジは「クリーブランド RTX6 ZIPCORE」58度である。
予想通り、スピン量と打ち出し角の低さで上位にランクインしたのはスピン系ボールだった。打ち出しが低いということは、ボールとフェースの接触時間が長く、スピンコントロールがしやすいというメリットをもたらす。
スピン量で1位に輝いたのはキャロウェイ『クロムツアーX トリプルトラック』。海老原は「スピン性能が高く、低く打ち出してキュッと止めるアプローチが打てます」と絶賛している。2位のブリヂストン『TOUR B X マインドセット』についても「ソフトなフィーリングで、フェースに乗っている時間が長く感じられます」と高く評価している。
「柔らかいウレタンカバーのスピン系ボールは、カバーがウェッジの溝に食いつき、強いスピンでボールが止まります。スイングの最下点でボールをとらえ、フェースをターンさせながらスピンをかけると、止まりやすくなると思います。逆に、反発力の高いアイオノマーカバーのディスタンス系ボールは球離れが速く、止まりにくいため、転がして寄せるアプローチに適しています」(海老原)
実際にアプローチショットを打ち、感覚が合うかどうかを確かめてからボールを選ぶことを推奨する。
【スピン量ベスト5】
1位 8,062rpm キャロウェイ クロムツアーX トリプルトラック
2位 8,014rpm ブリヂストンゴルフ TOUR B X マインドセット
3位 7,886rpm ダンロップ スリクソン Z-STAR ♦
4位 7,846rpm ブリヂストンゴルフ TOUR B XS マインドセット
5位 7,718rpm ダンロップ スリクソン Z-STAR XV
【打ち出しの低さベスト5】
1位 28.4度 キャロウェイ クロムツアーX トリプルトラック
2位 28.6度 ブリヂストンゴルフ TOUR B XS マインドセット
3位 28.8度 テーラーメイド TP5x ストライプ
4位 29.2度 ブリヂストンゴルフ TOUR B X マインドセット
5位 29.5度 ダンロップ スリクソン Z-STAR ♦
■試打/解説 海老原秀聡
えびはら・ひであき/ 2012年プロ入り。現在は「GOLF&FITNESSPOINT芝浦」でインストラクターを務めている。正確なショットに定評があり、最新のスイング理論はもちろんギアにも精通している。
◇ ◇ ◇
最新ボールの打感を調査。 関連記事【打感=飛距離につながる!? 人気ボール28モデルのヘッドスピードと硬さのマッチングを大調査!】をチェック!
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。