埼玉栄校の元キャプテン・金井沙也加がバーディ量産の圧巻ラウンド 「ボールに助けられました」
<マイナビネクストヒロインゴルフツアー Sanrio Smile Golf Tournament 最終日◇24日◇グレートアイランド倶楽部 (千葉県)◇6496ヤード・パー72>
今季からマイナビ ネクストヒロインゴルフツアーに参戦している金井沙也加が、自身初戦となった今大会で見事なラウンドを見せた。強い風と雨に苦しんだ初日の6オーバー・34位タイから一転、「100点」と評価した最終日は6バーディ・ボギーなしの圧巻プレー。「初日は風と雨で集中が切れちゃって、無駄にしちゃった。でも最終日は『這い上がるしかない』という気持ちで臨みました」と好ラウンドつなげ、トータルイーブンパーで9位タイに順位を上げて大会を終えた。
最終日は前半に3連続バーディを含む5バーディを奪取。安定したプレーで後半でもスコアを伸ばした。そのプレーを支えたのはボールの存在だった。今年からキャロウェイの「CHROME TOUR(クロムツアー)」を使用。「パターの打感が好き。ショットの時も止まってくれるので、最高です。今日はこのボールに助けられました」と持ち味であるショットとの相性の良さで、多くのバーディチャンスを作った。
さらに、切り替えの裏にあったもう1つの理由は母親の手料理だった。昨年末から宮崎県に拠点を置いて日々練習に励んでいるが、今大会は実家がある埼玉県から2時間半かけて会場入り。「お母さんのおいしいご飯が食べたくて通うことを選びました。でもそのおかげで最終日はフラットな気持ちで頑張れた」と力を発揮できた。
金井は埼玉県出身の22歳。高校時代は名門・埼玉栄高校ゴルフ部でキャプテンを務めた。今季から米女子ツアーに参戦する岩井姉妹とは同級生。さらに、前週開催された国内女子ツアー「KKT杯バンテリンレディス」で初優勝を遂げた佐久間朱莉とは小学校の同級生で、幼い頃から練習を共にしてきた。「周りが頑張っているので、それにあやかって私も頑張ろうって」と刺激になっている。
試合経験を増やすために今季から同ツアーに登録。「まずはいろいろな人に自分を知ってもらいたい。応援される方が強いタイプなので、ファンを増やしてまずは1勝を目指したいと思います」と意気込んだ。(文・小池文子)
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