シェブロン優勝者恒例の“池ダイブ” 日本勢はどうする?「バク転したい!」「泳げないけど…」「できれば入りたくない(笑)」
<シェブロン選手権 事前情報◇23日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6911ヤード・パー72>
メジャー今季初戦となる今大会の名物と言えば、優勝者が最終18番の池に飛び込むシーン。過去に米カリフォルニア州ミッションヒルズCCで行われていたときは、澄んだ“ポピーズ・ポンド”へのダイブが恒例だったが、2023年に開催地が変更された後も、この伝統は受け継がれている。
現在の会場では、18番と9番の間にある大きな池にジャンプ台が設置されている。ただし、水の透明度はミッションヒルズ時代とは異なり、やや濁り気味だ。昨年、池に飛び込んだディフェンディングチャンピオンのネリー・コルダ(米国)は、「足が地面についた瞬間に『ヌルヌルしている』って。すぐに出た。ミッションヒルズのときのような透明感はないけれど、伝統は続けないといけない」と、率直にそのときの様子を明かした。
今大会には、米ツアー“フルメンバー”となる日本勢13人がヒューストンに集った。メジャー初制覇を目指す畑岡奈紗は「ナンバーワンポーズでチームのみんなと飛び込みたい」とニコリ。メジャー2冠を狙う古江彩佳も「高くジャンプができればいいな」と飛び込むイメージを膨らませている。
「毎年言ってるんですけど、泳げないので…」と話すのは渋野日向子。それでも「『どうすんだろうな』と思いながらも、その時になって考えようかな。チームや家族も一緒に飛び込んでいるのを見ると、(私もチームと)一緒に飛び込みたいなと思ってますね」と前向きな姿勢を見せた。
ド派手な飛び込みを予告したのは岩井明愛。「バク転したい! やったことないですけど、できる気がします。やってみようと思ったことはあるけれど、ケガが怖くてできない。ケガしてもいいんだったら(笑)」といたずらっぽく笑った。運動神経が良く、あらゆるスポーツを華麗にこなしてきた岩井だけに、“大技”にも期待がかかる。
初出場の3人は“普通の池”にやや戸惑いも見せた。竹田麗央は「飛び込まないといけないと思うので。まずはプレーに集中して頑張りたい。ヘビとかいるって聞いたけど…はい(笑)」と消極的ながらもダイブを宣言。岩井千怜も「もし勝ったら、気にならない。“やったー”って飛び込みます」と笑顔で話した。
一方で、慎重派は吉田優利。水質管理が気になり、「あー…、できれば入りたくないです(笑)」と本音も漏らした。ただ、メジャー制覇となれば、興奮で気持ちは高まっているはず。「入るとしたら全力で。チーム巻き添えでみんなで入っているイメージあるので、もし入れたら、(チームに)先に行ってもらって、一緒に入りたい」と想像を膨らませた。
シェブロン恒例の歓喜の池ダイブ。今年は果たして、誰がその瞬間を迎えるのか?(文・笠井あかり)
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。