涙の惜敗も「引きずるタイプではないので」 岩井明愛は優勝者恒例行事で“バク転予告”
<シェブロン選手権 事前情報◇23日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6911ヤード・パー72>
先週の「JMイーグルLA選手権」で1打差の2位に終わり、悔し涙を流した岩井明愛。だが、今週テキサスでは明るい表情を見せている。「(悔しさは)あんまり残っていないです。引きずるタイプではないので。今週は今週で、切り替えていかないといけない」。気持ちはメジャー今季初戦に向いている。
月曜日に移動。火曜日はプロアマの出場がなかったため、夕方からアウト9ホールを回る予定だったが、雷雲接近の影響でスタート直後に中止。開幕前日の水曜日は早朝からコースに出たが、再び雷雲の影響で3時間の中断を余儀なくされた。それでもなんとか18ホールを回り切り、コースチェックを済ませた。
30位に入った昨年に続き、2度目の出場。1年ぶりのコースの印象は「変わらずキレイ。ティショットがカギになるかなと思っている」と話す。点在する池が効いていて、雨の影響によってフェアウェイのランは出ない。「ウェットだったので、いつも届くバンカーに届かなかったりした。乾いてくると(バンカーに)かかってくるので、考えながらやらないといけない」と警戒する。
連戦や優勝争いの疲労についても、「今週の部屋にバスタブがついていたんです。かなりうれしい。体を温めると全然違う」と笑顔。約20分の入浴が、抜群のリカバリー効果をもたらすという。
優勝者が18番ホールの池に飛び込む恒例行事については、「バク転してみたい。やったことないけど(笑)。やってみようと思ったことはあるけど、ケガが怖くて。ケガしてもいいんだったら(笑)」と、ちょっぴり天然な明愛節。今季すでに2度の2位を経験しているルーキーは、確かな手応えとともに、自然体でメジャー初戦に臨んでいる。
「メジャーなので、できるだけ上位に行きたい気持ちはあるけど、まずは予選通過を目指して頑張りたい。キャディと楽しみながら、自分のプレースタイルでガツガツいけたら」。先週の惜敗後には「すぐにリベンジできる舞台がある。悔しさをぶつけたい」と話していた。経験をバネに、今週も上位争いを引っ張る存在になりたい。(文・笠井あかり)
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