ヒカル、日本の米農家を救う「元気だ米」プロジェクト始動! 農家から米を直接高値で買い取り、自身で販売
「ヒカル」(登録者数497万人)が16日、自身のチャンネルで「あり得ない闇…このままだと日本が崩壊します」と題した動画公開し、全国の米農家から高値で米を買い取る新事業「元気だ米(げんきだまい)」を立ち上げると発表しました。
米農家の現状を見かね、新プロジェクト始動
実家が兵庫県市川町の米農家であるヒカルは、冒頭で「お米が高騰して、農家はお米作れば作る分だけ赤字になって、全く儲かってない」「お米を作る意味がなくなってしまっている」と農家の窮状を訴えます。ヒカルはまず地元に赴き、営農組合代表の藤岡氏を取材します。子どもの頃からヒカル兄弟を知っているという藤岡氏は、肥料費が2年前の約2倍に跳ね上がったことや、米30kg当たりおよそ1万1000円しか農家の手取りがない現状を説明します。さらに、店頭価格が2万5000〜2万6000円に上がっているにもかかわらず、生産者には利益が届いていないことを明らかにし、「米だけでは経営が成り立たない」と訴えました。
こうした実情を踏まえ、ヒカルは「農家が儲かることを最優先にする」プロジェクトを立ち上げると宣言。兵庫県市川町を中心に全国の農家からヒカルが直接米を買い取る方針を示しました。ヒカルが取り扱うのは一等米のみで、買取金額は60kg約2万3000円にするとのこと。これは新潟産コシヒカリと同水準だそうです。
買い取った米は自社ブランド「元気だ米」として販売。価格はスーパーでの平均価格の5kg4214円よりも安い、5kg3980円、10kg7980円で販売予定なのだそう。しかし、配送料が約1000円かかってしまい、結果としてスーパーより800円ほど高くなってしまいます。ヒカルはこの800円について補う方法がなく、「農家が確実にハッピーになる」「日本の農業に風穴を開ける、その伝説を買いませんか?」と呼びかけますが、「さすがに何もなかったらあれなんで…」と、購入者には自身が運営するブランド「ReZARD」のメンバーシップ特典を付与するとしました。
ヒカルは販売数量を見定めるため、動画公開と同時に専用フォームで購入希望者の募集を開始。「入力された数を信じて先に買いつける。初年度は赤字を覚悟している」と述べ、予約数に応じて仕入れ量を調整するとしています。出荷は新米が流通する10月以降を予定しており、進捗はYouTubeで随時報告するとのことです。
市川町役場を訪れたヒカルは、町長と面会しプロジェクトへの協力を要請。町長は「農業の町として大切な取り組み」と応じ、行政ぐるみで後押しする姿勢を示しました。また、農林水産委員会委員の池畑浩太郎衆議院議員もヒカルの新プロジェクトにあたってビデオメッセージを寄せ、「日本の農業を一緒に変えていけたらと思っております。一緒に頑張りましょう」と賛同を表明しました。
ヒカルは動画の最後で
米なんてみんな食べるでしょ。ちょっとだけ高く買ってくれ
と視聴者に協力を呼びかけました。予約フォームには消費者向けと農家向けの2つが用意されており、農家には高値での買い取りを提示しています。
コメント欄では、
今1番応援すべきユーチューバーちゃう?
本来 政府はこれをやらなきゃいけないんだよ
といった応援の声が集まっています。米の販売業者を名乗るユーザーからは、
JAから苗を買ってる農家さんがJAにお米を卸さないとなると、苗を売ってくれなくなったり、苗の値上げをされることが想像されます。
苗の購入ルートの確保もできれば今後に繋がると思いますので、ヒカルさん、ご検討お願いします
といった意見も寄せられています。

記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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