森山未來演じる歌舞伎町の“何でも屋”が、投資詐欺被害者を救うため動き出す<飛鳥クリニックは今日も雨>

「飛鳥クリニックは今日も雨」第1話より
森山未來の主演によるLeminoオリジナルドラマ「飛鳥クリニックは今日も雨」が独占配信中。第1話では、“何でも屋”のリー(森山)らが投資詐欺の相談を受け、事態の解決に動いた。(以下、ネタバレを含みます)
詐欺や未成年売春といった事件の真相に迫る本格裏社会ドラマ
詐欺、情事、外道という、“人間の欲望”をテーマにしたLeminoオリジナルドラマの第3弾。本ドラマ「飛鳥クリニックは今日も雨」の原作は、Xのフォロワーが90万人を超えるインフルエンサー・Z李氏が「週刊SPA!」(扶桑社)で連載中の同名小説。東洋一の歓楽街といわれる新宿・歌舞伎町を舞台に、看板のない“何でも屋”を営む主人公のリーが、詐欺や未成年売春などの事件の真相に迫っていく。
主人公・リーを森山が演じる他、リーの仲間・純役は勝地涼、リーのかつての恋人・美香役は馬場ふみか。そして、監督は自主制作映画「SRサイタマノラッパー」(2009年)が話題を呼び、「22年目の告白私が殺人犯です」(2017年)、「室町無頼」(2025年)などを手掛けた入江悠が務める。

「飛鳥クリニックは今日も雨」第1話より
リーらの元に投資詐欺被害の相談が舞い込む
リーが、純、マサキ(深水元基)、佐野(小倉史也)と共にマージャンに興じていると、キャバクラ嬢の愛梨(堀未央奈)が純を頼って訪問。店の客だったゴールド櫻田(新納慎也)と名乗る男に投資話を持ち掛けられて800万円を預けた愛梨だったが、80万円の配当が1度あっただけ。さらに、友人も巻き込まれていると相談する。
リーは「典型的なポンジ・スキームだな」と指摘。ポンジ・スキームとは、出資を募り、運用益を配当するといって、実際は金をだまし取る手法。愛梨の話を聞いたリーたちは、自身の仕事がある佐野を除いて、愛梨の案内で櫻田がいる中華料理店へと向かう。

「飛鳥クリニックは今日も雨」第1話より
見事な連携プレーで相手を追い詰める
一同が訪れた中華料理店では、愛梨と同様にだまされた男たちが櫻田に詰め寄っていた。純は、だまされた男たちが素人だと感じたため、電話で話しているふりで自分をヤクザだと思わせることに。マサキが両腕の入れ墨をわざと見せて近寄り、リーがヤクザの“頭(かしら)”という“設定”で現れる。
この他にも3人は見事な連携プレーを見せた。カラオケボックスで櫻田を問い詰めるシーンでは、櫻田が詐欺で巻き上げた現金を隠すため、キャバクラにデポジット(積立)していたことがスマホの履歴から判明する。マサキが櫻田を羽交い絞めにし、リーがスタンガンを持つと、純は吉本新喜劇での吉田裕&すっちーによるギャグ・乳首ドリルの掛け声を見せた。
その後、一同は愛梨の800万を超える金を集めることができたが、実は他の人の分があと8200万円あると打ち明ける愛梨。リーは「おまえ、紹介料もらってんだろ? 傍から見ててグルと変わんねーよ」と怒るが、櫻田から聞き出した“黒幕”と一戦交えた一同は、さらなる大金を回収する。
長い1日を、「この街じゃ、人にだまされるなんて珍しいことじゃない」と振り返るリー。その脳裏には、8年前の斎藤(竹中直人)、宮原(阿部亮平)、木村(音尾琢真)、さらに木村に面倒を見てほしいと頼まれた美香のことがよぎっていた。これから“今”と“8年前”が絡み合っていきそうな本作。そこに、どんな“だまし”があったのか。今後の展開に期待が高まる。
【制作・編集:WEBザテレビジョン編集部】

「飛鳥クリニックは今日も雨」キービジュアル

「飛鳥クリニックは今日も雨」第1話より
記事提供元:Lemino ニュース
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