安田祐香が2勝目をもぎ取った”やさしいUT”と”軟鉄アイアン”とは?
「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」で、4ホールに渡る長いプレーオフを制しツアー2勝目を飾った安田祐香。彼女の正確なセカンドショットを生み出したクラブについて、徹底レポートしたい。
正確なアイアンショットを生み出していたのが、軟鉄鍛造の『スリクソン ZXi5』。シャフトは『N.S.PRO 850GH S』を挿して使用している。安田自身は開幕当初、このアイアンに以下のように話していた。
「『スリクソン ZX5 Mk II』を使っていて、それで後継モデルの『スリクソン ZXi5』に違和感なく替えられました。ソールの抜けがすごく良くてスピンがかかるのが、一番良かったです。打感は柔らかいですね」
クラブフィッターである吉川仁氏もこのアイアンの有能性を絶賛する。
「 『ZXi5』ヘッドに『N.S.PRO 850GH』シャフトを使うのは、女子プロの新たな定番と呼べるセットです。顔がシャープで打感が柔らかい上に、反発力の高いフェースで飛距離が稼げます。スチールシャフトは、二重ステップでタメが作りやすく、方向性も安定しますね」(吉川氏)
プレーオフでの距離のあるセカンドショットで活躍したのが、4・5Uで使用する『スリクソン ZX Mk II』(22・25度)。『アッタス MB HY 75R』シャフトを挿して使用。「操作性も高いけど、球が上がりやすい”やさしいUT”です。注目は『アッタス MB HY 75R』シャフト。彼女のセッティング全般に言えますが、先がしなってつかまるモデルを好みます。しなり戻ってボールを包み込めるのがメリットですね」(吉川氏)。
安田自身が「ドローヒッターなので、全体的につかまりがいいように合わせて作ってもらっています」と語る通り、ドローボールを武器とする彼女に合ったギアだからこそ、2勝目を手に入れることができたのだろう。
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