西野亮廣×STUDIO4℃。新たな冒険を描く続編「映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜」
西野亮廣の絵本を映画化した「映画 えんとつ町のプペル」(2020)の続編として、不思議な世界での新たな冒険を描いた「映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜」が、2026年の春に公開される。西野が主人公ルビッチを描画する姿を捉えた映像、ならびに仕上がったイラストが解禁された。

前作の物語から1年後のハロウィン。青空を取り戻したえんとつ町で、ルビッチはプペルを失った寂しさを乗り越え、次の一歩を踏み出そうとしていた。するとネズミに誘われて不思議な世界に迷い込み、新たな冒険を繰り広げることに。果たして元の世界に戻れるか──?
引き続き西野が製作総指揮と脚本、STUDIO4℃がアニメーション制作、廣田裕介が監督を務め、ルビッチのボイスキャストは新たにオーディションで決定する。
〈コメント〉
西野亮廣(製作総指揮・脚本)
前作の公開から随分と時間が経ってしまいましたが、そのあいだ、僕らはずっと水面下で準備を続けてきました。
ようやく皆様に、続篇の公開をお知らせできることを心から嬉しく思っています。
これから公開までの限られた時間は、「今の時代にこの物語を届ける意味」、そして「その表現が映画でなければならない理由」に真摯に向き合い、この作品に人生を賭けて取り組んでいきたいと思っています。
物語の根底にあるのは、僕自身が20代前半に体験した、“遠くへ行ってしまい、もう帰ってこなくなった友人を、ただただ待ち続けた日々”です。
あの日の記憶を掘り起こしながら、この物語を書きました。
ぜひ、大切な人と一緒に、映画館でご覧いただけたら嬉しいです。
田中栄子(STUDIO4℃)
前作は「えんとつ町」という一つの町だったのでなんとかなりましたが、今回はイマジネーションの世界で、しかも2つの異世界が交錯するんです。煙で覆われたモックモクの「えんとつ町」を綺麗に描くだけでも大変なのに、新しく登場する異世界の新キャラの数は相当数あって、ダンスもあり、喧嘩もあり、歌もあり、これはやばいと思った時はもう遅かったですね。この作品の魅力に取り憑かれて、もっともっと面白くできないかと、スタッフ全員が、西野さんのマジックに夢中になっていたんです。
プペルのいない「えんとつ町のプペル」は描けないから、続篇はないと思っていましたが、西野さんの仲間を思う心の深さには驚かされました。今回の作品も西野さんの原体験が基本になっていることを知って、感動しています。スタッフの飽くなき努力の結晶と西野さんのイマジネーションの世界にぜひご期待ください。
「映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜」
製作総指揮・脚本:西野亮廣
監督:廣田裕介
アニメーション制作:STUDIO4℃
原案:「チックタック 約束の時計台」にしのあきひろ著(幻冬舎)
配給:東宝、CHIMNEY TOWN
© 西野亮廣/「映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜」製作委員会
公式サイト:poupelle.com
記事提供元:キネマ旬報WEB
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