「西遊記」「三国志演義」と並ぶ中国古典文学を映画化 はかないラブストーリー 「紅楼夢」公開決定

「西遊記」「水滸伝」「三国志演義」と並ぶ中国古典文学の四大名著の一つとして読み継がれてきた「紅楼夢」を、55億円の製作費をかけて映画化した「紅楼夢(こうろうむ)~運命に引き裂かれた愛~」が、2025年5月30日より劇場公開されることが決まった。
「紅楼夢~運命に引き裂かれた愛~」は、華やかな暮らしの裏でうごめく欲望と陰謀、運命に翻弄される若き3人の美しくもはかない愛と悲劇を描いた作品。清朝の貴族社会を背景に繰り広げられる、壮大な人間ドラマとなっている。原作から太虚幻境、元妃省親、黛玉葬花、宝玉被逼婚などの名シーンを選び出し、原作の中で最もドラマチックな賈宝玉、林黛玉、薛宝釵の愛と悲劇の物語を軸に描く。
監督を務めるのは、チョウ・ユンファ主演の「孔子の教え」など数多くの歴史ドラマを手がけてきたフー・メイ(胡玫)。本作では「紅楼夢」の壮大な物語を忠実に描くことにこだわり、試行錯誤を重ね、脚本を完成させるまでに実に10年以上を費やした。原作のもつ幻想的な世界観を、最新の撮影技術で見事に再現。現代交響音楽と中国の伝統的な民族音楽の融合、豪華絢爛な建造物や華やかな衣装デザインなど、圧倒的なスケール感と映像美を追求している。2024年10月に開催された東京国際映画祭提携イベント「2024東京・中国映画週間」で上映され、審査員特別賞を獲得した。
【作品情報】
紅楼夢(こうろうむ)~運命に引き裂かれた愛~
2025年5月30日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国順次公開
配給:ムーランプロモーション/亜太メディアジャパン/上海金徳影業有限公司
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記事提供元:映画スクエア
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