“脇役”として過ごしてきた女性の恋 桜田ひより&木戸大聖主演 「モブ子の恋」映画化決定

「月刊コミックゼノン」で連載がスタートし、現在はWEB漫画サイト「ゼノン編集部」で連載中の田村茜の漫画「モブ子の恋」が映画化されることが決まった。桜田ひよりと木戸大聖がダブル主演し、2026年初夏に劇場公開される。
「モブ子の恋」は、20年間、ずっと片隅で“脇役”として過ごしてきた田中信子に芽生えた、初めての恋心を描いた作品。積極的な行動が苦手な彼女だが、勇気を振り絞って一歩ずつ距離を縮めようと努力する。“主役”の恋ではない、ささやかでさわやかな恋物語となっている。
人見知りで控えめな性格の女子大生のモブ子こと田中信子を演じるのは、原作ファンを公言する桜田ひより。モブ子が初めて恋心を寄せる同じスーパーでアルバイトをしている大学生・入江博基役を木戸大聖が務める。監督は、映画「チア男子!!」で長編映画デビューし、テレビドラマ「silent」「海のはじまり」、映画「バジーノイズ」などを手がけてきた風間太樹。
桜田ひより、木戸大聖らのコメントも公開された。コメントは以下の通り。
【コメント】
■桜田ひより/田中信子 役
原作ファンとしてずっと見守ってきた信子を、こうして自分が演じる日が来るなんて…と今も胸が高鳴っています。木戸さんとは初めて一緒にお芝居をさせていただきますが、お会いした時に自然体で、温かい空気を纏っている方だなと思いました。まだクランクイン前ですが、いつも自分の知らなかった一面を引き出してくれる風間監督と、素敵なキャストの方々、素晴らしいスタッフの皆さんと、丁寧に、繊細に、信子達の世界を作れる事を楽しみにしています。
■木戸大聖/入江博基 役
自分で自分の性格だったり、これまでの生き方を変えようとすることってそんなに簡単じゃないと思うんです。
相手のことを考えすぎるがゆえに人とコミュニケーションをとることに難しさを感じている入江くんが、同じ境遇の信子と関わり、時間を共にすることで、どのような影響を受け、また与えることができるのか。
恋愛という形だけではない信子と入江くんの関係を、風間太樹監督、桜田ひよりさんと1シーン1シーンを大切に紡いでいきながら楽しめたらいいなと思っています。
『モブ子の恋』だからこその、これまでにない"新しいラブストーリー"を皆さんにお届けできたら嬉しいです。
■風間太樹監督
自分の言葉や振る舞いで、誰かをがっかりさせてしまうのが怖い。些細なことに心を配り過ぎてしまう信子には、自信がありません。何事にもひたむきで、憧れや、願い、恋心すら抱えているけれど、どうしても自己世界で足踏みしてしまう。スーパーのアルバイトで出会った仲間たちとの関わり、あるいは恋愛を通して、信子の見つめる世界の広がりを優しく繊細に描いた原作の手触りを大切に、映画もその一歩一歩を丁寧に描いていきたいと思います。主演の桜田ひよりさん、木戸大聖くんには再会の心強さを感じています。よく考えるふたりです。それぞれが、それぞれの歩みのなかで気付き、手放し、育んだもの。変わらないところも含めて、新鮮な気持ちで見つめたいと思います。
■原作:田村茜
『モブ子の恋』の実写映画化が決まりました!
漫画を読んでくださっている方も、そうでない方も、楽しみにしていただけると嬉しいです。
恋を起点に二人の間に様々な感情が芽生えていく様子を、映画ならではの表現で観られることを私自身とても楽しみにしています。
【作品情報】
モブ子の恋
2026年初夏全国公開
配給:彩プロ
©2026映画「モブ子の恋」製作委員会
記事提供元:映画スクエア
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。