「詰めが甘かった」 久常涼は“悔しい5位”も昇格大会出場権は確保
<バレロ・テキサス・オープン 最終日◇6日◇TPCサンアントニオ(米テキサス州)◇7438ヤード・パー72>
今季3度目のトップ10入りとなる5位タイで終えた最終日。しかし久常涼の表情は、悔しさを隠さない。最終18番でボギーを叩き、トータル4アンダーに。結果論にはなるが、ここをしのいでいれば3位だった。
U-NEXTで配信されたホールアウト後のインタビューでは、「きょうもタフな展開で…」と言った後に「あ~」とモヤモヤした思いが口に。「いい流れで、途中耐えながらいいバウンスバックも取れたので、よかったんですけど…最後4ホールが残念です」と、振り返った。
冷たい風が、グッと体温を下げる厳しいコンディション。そのなかで14番まで3バーディ・3ボギーと、とにかく耐えていた。しかし15番で2メートルのパーパットを外すと、2打目、3打目とラフを渡り歩いた18番パー5でもスコアを落とした。
優勝したブライアン・ハーマン(米国)でさえも、最終日は「75」を記録。パットも“あと一筋”という場面が目立ち、「もっとパッティングが入ってれば、この感じであればトップも見えるところまでいけたと思う。残念」と、悔いが残った。最終的には勝者と5打差だったが、その背中をとらえられたかも…という思いは消えない。
「この週末2日間は寒くて、風も真逆でしたし、大変でした。風は好きなほうで戦えていたと思うけど、今週は詰めが甘かったです」というのが総評になる。「結果はよかったけど、あがりが悔しい終わり方。残念です」。5位という順位よりも、その内容を反省した。
ただ、この結果により指定期間でのポイントランクで上位になり、「マスターズ」翌週の昇格大会「RBCヘリテージ」(17~20日、サウスカロライナ州)への出場権を確保した。「また休んで頑張りたいです」と、気持ちを切り替える。
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