ショットに不安も…まさかの好調続きに「びっくり」 安田祐香、ツアー2勝目へ“攻め”の気持ちに変化
<ヤマハレディースオープン葛城 3日目◇5日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6475ヤード・パー72>
初日こそ「72」と静かな立ち上がりとなった安田祐香だが、2日目、3日目とスコアを伸ばし、ツアー2勝目に向けて首位と3打差で最終日を迎える。
初日を41位で終えると、2日目はボギーなしの5バーディで、その日のベストスコアタイとなる「67」をマーク。7位まで順位を上げた。さらに3日目も4バーディ・1ボギーの「69」でまとめた。
スタート直後に3パットのボギーを喫したが、それがこの日唯一のボギー。4番パー3では50センチにつけるベタピンショット、5番パー5ではサードショットを30センチにピタリとつけ、いずれもバーディを奪った。7番パー3でも1メートル弱に寄せてバーディ。後半も16番で1つスコアを伸ばした。
3日目までの戦いをこう振り返る。「自分の中では納得のいくショットは少ないけど、パターが入ってくれたり、チャンスにつけたところでしっかりバーディが取れている。あとはパーセーブでしてという感じなので、今週はまとめ方がうまくいっているのかなと思います」。
好調に見えるが、言葉にもあるようにショットには少しの不安を抱えている。特に右へのミスが多く、その原因も自覚しているという。「体が浮いてしまうのが原因だと思うので、試合中はあまり考えないようにしたくて。左足下がりとかがあまりうまく打てていない」。今後に向け、修正が急がれるポイントだ。
そうした不安を抱えながらも、好スコアを連発。「今週の調子からしたらびっくりしている」と困惑気味に語る一方で、「3日間の中では1番いいスイングとかショットができたかなと思います」と、試合を重ねるなかで理想のショットに近づきつつある点には手応えを感じている。
開幕戦から3試合連続で決勝に進出しているが、いずれも“余裕の週末行き”とは言いがたい内容。第4戦にして好位置で迎える最終日を前に、「今週はやっとしっかり予選通過できたので、ほっとしています」と胸をなでおろす。シーズンの目標については、オフの間に書きだすタイプと話し、その目標は「前半戦での優勝」。達成に向けて、早くも大きなチャンスが巡ってきた。
昨年9月の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で悲願の初優勝を遂げ、次なるターゲットは2勝目。その経験を経て、気持ちにも変化が生まれたという。「チャンスの時に狙って攻める姿勢が大事だなと思ったので、そういうところの意識は変わった」。初優勝という重圧から解き放たれた今、プレースタイルに、よりアグレッシブさが加わっている。
最終日は雨予報。「難しいコースなので、チャンスでしっかり取って、難しいホールではパーセーブ。天気も悪いので、ガマン強いゴルフができたら上位に行けるかな」。若手の台頭が著しい中、ベテラン勢が上位を占めるという珍しい展開となった今大会。その牙城に切り込めるか、24歳も勝利を虎視眈々と狙う。(文・齊藤啓介)
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