吉田優利が連日の60台でさらに浮上 初日3位の勝みなみは50位に後退…「納得いかない」
<フォード選手権 3日目◇29日◇ワールウインドGC(アリゾナ州)◇6661ヤード・パー72>
先週の、国内女子ツアー「Vポイント×SMBCレディス」を制し主戦場へ戻った吉田優利。初日に「74」とつまずいたものの、2日目に「64」と爆発し一気に急浮上。3日目の5バーディ・1ボギーの「68」と伸ばし、さらに順位を上げてトータル10アンダー・24位タイで最終日を迎える。
強い風が吹いた3日目は、「全然違うコースに感じた」と話すほど難しいコンディションとなった。その中でも「転がせるところは転がしたいというのが一番。上げなきゃいけないところは上げるけど、なるべくランを出していく。カラーも跳ねるので、そこも同じように計算しているのが今週は合っている」と地面の硬いコースに適応できたことが、連日の60台の要因となっている。
さらに、「ゴルフの状態がいいから、練習も短く終わるし、体の負担も少ない。去年とはそこが一番違うと思う」と好循環となっており、自信を持ってプレーできている。目標とした2桁アンダーに乗せ「いけるところまでいく」と最終日もこのまま突き進むつもりだ。
同24位には畑岡奈紗も位置している。前半で8番から連続ボギーを叩いたが、後半10番から2連続バーディでバウンスバック。さらに15番でも1つ伸ばし3バーディ・2ボギーの「71」のラウンドとした。
強い風の中、「結構大変だったですけど。はい、うまく切り抜けられたとこもあったんじゃないかなと思います。それ以外にも決められたパットがたくさんあったので、ちょっと悔しいですね」と振り返った。
初日から60台を並べ、3日目のスコアを1つ伸ばした畑岡。「ちょっと下が硬くて、バウンス弾いて飛びすぎるみたいなところがここ何日か見られるので、そこは気を付けていきたい」とコースへの対応力は求められるが、「そんなにショットの調子は悪くないと思います」と好感触をもってのプレーが続いている。
2日目から順位は後退したもの「チャンスにはついてると思うので、(バーディパットを)決められれば」と最終日の“爆発”を狙う。
岩井明愛は、連日アンダーパーをマークしていたが、3日目は3バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの「72」。2日目からスタートホールでつまずき、それぞれボギー、ダブルボギーを叩き、鬼門となっている。「出だしが悪いと一日あまり気持ちが乘らない感じ。出だしをどうにかしたいですね」。そこを課題にしつつ、最終日は「アウトコースをアンダーで回りたいですね」と意気込んだ。
初日に「65」をマークし、3位タイの好発進を決めた勝みなみだが、2日目は「73」を叩き、3日目は2バーディ・1ボギーの「71」とスコアを伸ばしたが、順位は50位まで後退。「耐えて1アンダーで上がったけれど、納得いかないですね」と唇を噛んだ。
特にロングホールでチャンスを作り出せないことが課題と感じており「2打目まではいいけれど、3打目以降のアプローチが全然寄らなかった。うまく打ったなと自分で思うところほどオーバーしたり、手前だったり。イメージが良くないのが3日間続いている」とコースへアジャストできていない。
最終日は、課題の“ロング”を攻略へ。「ロングホールでしっかり取りたい。きょうは1個だけ。あと3つ取れれば上位に食い込める。あしたは頑張って伸ばせるようにしたい」と初日に見せた勢いを再現したい。
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