二宮和也が「8番出口」に“迷う男”役で出演。“異変”たっぷりの特報映像も解禁
インディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATEが制作し、社会現象となった“異変”探し無限ループゲームを映画化した「8番出口」が、8月29日(金)より全国公開される。地下通路で“迷う男”役で二宮和也が出演することが発表され、ポスタービジュアルと特報映像が解禁された。
無機質な地下通路を歩いていくが、いつまで経っても出口に辿り着かない“迷う男”。スーツ姿の“歩く男”と何度もすれ違い、やがて自分が同じ場所を巡っていることに気づく。そして壁に【ご案内】の掲示を見つける。
「異変を見逃さないこと」「異変を見つけたら、すぐに引き返すこと」「異変が見つからなかったら、引き返さないこと」「8番出口から、外に出ること」。
【1番出口】【2番出口】【3番出口】と辿り、正しければ【8番出口】に近づき、ひとつ見落とせば振り出しの【0番出口】に戻ってしまう──。
監督を川村元気が務め、“歩く男”を『VIVANT』(2023)でも二宮と顔を合わせた河内大和が演じる。“迷う男”は“歩く男”とどのように関わっていくのか、そして無限回廊を抜け出せるのか、注目したい。
〈コメント〉
二宮和也(“迷う男”役)
とにかく川村【監督】とご一緒したいと思っていたので、お声を掛けていただいたのが嬉しくて参加出来てよかったなと思いました。この作品は中々言語化が難しいのですが、我々のこだわりの一秒一秒を早く皆様に観ていただきたいと思っております。
では、異変にお気をつけて、、皆様が映画館から出られる事を祈っております。
川村元気(監督・脚本)
超日本的に整理された地下通路における、混乱と恐怖の無限ループ。
『8番出口』に出会った時、これは日本発の世界で勝負できる「発明」だと興奮しました。でも、いったいどんな映画になるのか? 今まで映画を四十本以上作ってきて、これほどまでにどんな映画になるのかわからない作品はなかった。けれども、それこそが映画館で体験したいエンタテインメントだとも思いましたし、自分が監督としてチャレンジするのならばそういう作品でありたいと思いました。
二宮和也さんは、まるで意思を持ったかのように異変を見せながら無限にループする地下通路に迷い込んだ主人公です。彼の役には名前がありません。恐ろしいことや不思議なことが日々起こる「現代」において、困難な「現実」をサバイブしていく「人間」を演じてもらいました。
二宮さんは、セリフやアクションで発散する芝居も素晴らしいのですが、それ以上に「惹きつける」芝居が抜群だと思っています。ただ歩いている、ただなにかを見ている。それだけでも観客が前のめりで観てしまう、視線を惹きつける力がある俳優。それは『硫黄島からの手紙』でクリント・イーストウッド監督が発見した彼の最大の魅力だと思っていて、それを『8番出口』では存分に活かしたいと思いました。脚本の段階から撮影の現場まで、彼の豊富なアイデアに、その多彩な演技に、大いに助けてもらいました。
「8番出口」
原作:KOTAKE CREATE「8番出口」
監督:川村元気
脚本:平瀬謙太朗、川村元気
音楽:Yasutaka Nakata(CAPSULE)、網守将平
出演:二宮和也、河内大和
配給:東宝
©2025 映画「8番出口」製作委員会
公式サイト:exit8-movie.toho.co.jp/
記事提供元:キネマ旬報WEB
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