佐藤心結の14本を直撃取材! 5・6番はやさしい軟鉄鍛造、7番以下には打感が柔らかい軟鉄ヒットモデル!? ドライバーは雨でも滑らない新モデル採用
昨季悲願の女子ツアー初優勝を果たした佐藤心結。ダイナミックなスイングから放つフェードが武器の彼女に、今季のクラブセッティングについて直撃取材した。
ドライバーは昨年と変わらず『B2 HT』(9.5度)に『ツアーAD UB-5S』シャフトを採用。どこを気に入っているのだろうか?
「『B2 HT』はつかまりやすくて、だからといって変につかまりすぎず自然につかまってくれる感じで、自分でつかまえなくていい点が気に入っています。余計なことをしなくていい感じです。元々『B1 ST』を使っていたのですが、『B2 HT』の方がやさしめで雨が降ったときに滑る感じがなくて、しっかりつかまってくれるんです。雨で滑ると自分で操作してスイングが崩れるので……」
『ツアーAD UB-5S』シャフトは昨年から気に入って愛用するモデルだ。「あまり余計なことをしない先が動かないモデルで、中元くらいがしなる感じがしますね」。
今季大きく変わったのが、5・6番アイアンに新モデルの『258CBP』を使用している点だろう。
「やさしめの軟鉄鍛造モデル(ボディは軟鉄、フェースはクロモリブデン鋼)ですけど、見た目は重たすぎるわけでもくスッキリ見えるので、すごくいいと思います。けっこう売れてるみたいですね(笑)。みんな評価していますよね。5番はもっと分厚い大きさのアイアン型ユーティリティ『233HF フォージド』を使っていたんですが、こうスッキリ見えてやさしい方がいいかなとこちらに替えました。もちろんやさしくて打ちやすいモデルですね」
7番からPWでは多くの女子プロが使用する軟鉄鍛造アイアン『241CB』を使用。「オフのテストで手応えがあって、ソールの抜けが良くて、球もしっかり上がってくれるのが良かったですね。打感も柔らかいですね。見た目は以前のモデルの『221CB』と変わりがないので、すぐに替えられました」。
アプローチで多用するのが、58度の『BRM2』。このモデルへの信頼度はかなり高い。「58度はアプローチショットで慣れているので、替えたくなくて今でも使用しています。構えたときの座りがすごく良いので使っています。それにスピンがすごく利くので、すごい気に入っていますね。手放せないです」。
ツアー2勝目を果たすべく、新クラブを新調した佐藤。ダイナミックなスイングとこだわりのギアを駆使して、優勝カップを掲げる姿を早く見たいものだ。
【佐藤心結のクラブセッティング】
1W:ブリヂストン B2 HT(9.5度/ツアーAD UB-5S)
3W:ブリヂストン B2 HT(15度/ツアーAD UB-5S)
3W:キャロウェイ パラダイム Ai SMOKE MAX D(15度/ツアーAD UB-6S)
3・4U:ブリヂストン B1 ST(21・24度/ツアーAD VF HY-75 S)
5・6I:ブリヂストン 258CBP(N.S.PRO 950GH S)
7I~PW:ブリヂストン 241CB(N.S.PRO 950GH S)
48・54度:ブリヂストン BITING SPIN(N.S.PRO モーダス3 ウェッジ105S)
58度:ブリヂストン BRM2(N.S.PRO モーダス3 ウェッジ105S)
PT:テーラーメイド スパイダー ツアーX SX72
BALL:ブリヂストン ツアーB X
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