『PGAツアーに戻りたい』ウワサを否定せず ブルックス・ケプカは「今はLIVでプレーする契約」
ブルックス・ケプカ(米国)に昨今、「PGAツアーに戻りたがっている」というウワサが広がっている。発端はレジェンドのフレッド・カプルス(米国)が今月初めに出演したラジオで話したことだった。
メジャーハンターとも呼ばれるケプカは、ヒザのケガで苦しんだこともあり、LIVゴルフが始まった2022年から移籍。LIVではここまで5勝を飾り、23年には「全米プロゴルフ選手権」を制してメジャー5勝目を果たしている。
「彼は戻りたがっている。PGAツアーに戻ってプレーしたいと、本当に願っていると思う」とカプルス。「私はケプカとしょっちゅう話している。彼が言ったこと以上のことは何も言わない。シグネチャー・イベントをプレーしたいと願っている。しかし、70数名しか出られない大会に(LIVゴルフから)7人ものスーパースターが戻ってきたら、押し出される選手が出てくる。彼らにはなんて伝えればいいんだ?」と危惧も示していた。
そんなことから、LIV選手の一部がPGAツアーに戻りたがっているとウワサが流れた。
ブライソン・デシャンボー(米国)もその1人だが、14日に開幕するシンガポール大会を前に、「LIVゴルフの未来にとても期待している」と否定。一方のケプカは、「フレッドからラジオ出演のあとに連絡があった。たぶん前週くらいに、PGAツアーに戻りたいというような話をした。それぞれ自分の意見がある。フレッドとはよく話すけど、詳細についてここでは言わない」とした。
LIVを支援するPIFとPGAツアーの統合は、現在も話し合いが続いている。「今はLIVゴルフでプレーする契約がある。ここで勝ちを重ねることと、メジャーで勝つことに集中したい」と、ケプカはPGAツアーに復帰の可能性を残した。(文・武川玲子=米国在住)
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