坂口健太郎×渡辺謙「盤上の向日葵」、サザンオールスターズの主題歌をフィーチャーした特報映像公開
将棋界での運命的な出会いから始まる衝撃の物語を紡ぎ、2018年本屋大賞第2位となった柚月裕子の小説を、坂口健太郎と渡辺謙の共演で映画化した「盤上の向日葵」が、10月31日(金)より全国公開される。サザンオールスターズの主題歌『暮れゆく街のふたり』(10年ぶりのオリジナルアルバム『THANK YOU SO MUCH』に収録)をフィーチャーした特報映像が到着した。
山中で身元不明の白骨死体が発見される。唯一の手掛かりは、この世に7組しかない将棋の駒だ。真相を追う刑事たちは、その持ち主が、一躍時の人となった天才棋士・上条桂介(坂口健太郎)であることを突き止める。
さらに捜査を進めて浮上したのは、賭け将棋で裏社会に生きた東明重慶(渡辺謙)の存在。東明と桂介の間に何があったのか。そして桂介の壮絶な過去とは──。
監督は「君に届け」「ユリゴコロ」「隣人X -疑惑の彼女-」の熊澤尚人。苦しみと葛藤の中にもたらされた出会いは、光なのか闇なのか。心揺さぶるヒューマンミステリーに注目したい。
〈コメント〉
坂口健太郎
将棋、家族との別れ、因縁、様々な物に翻弄され歩くしかなかった桂介の道を、切なく代弁してくれているような楽曲だと感じました。
夏の暑い時期の撮影、夕暮れ時、向日葵畑の中で夕陽を見ている瞬間を思い出しました。
矢島孝プロデューサー
切なさや哀しさ、愚かさも含め、必死に生きていく人間たちへの応援歌がほしい、とサザンオールスターズに依頼しました。この映画の風や空、季節など空気感も含めて、サザンがふさわしいと思いました。人間の情念を支える桑田さんの力強い声は、人間の生き様を描く映画の最後を締めくくり、違った形で映画を支えている楽曲だと思います。
「盤上の向日葵」
監督・脚本:熊澤尚人
原作:柚月裕子「盤上の向日葵」(中央公論新社)
出演:坂口健太郎、渡辺謙
音楽:富貴晴美
主題歌:サザンオールスターズ「暮れゆく街のふたり」(タイシタレーベル/ビクターエンタテインメント)
製作:「盤上の向日葵」製作委員会
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、松竹
©2025映画「盤上の向日葵」製作委員会
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/banjyo-movie/
記事提供元:キネマ旬報WEB
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