スマホのMVNO(格安SIM)総合満足度、NPS®ともにトップは「日本通信SIM」【MMD研究所調べ】
格安SIMといった、通信容量やサービスの内容をシンプルに抑えることで一般的な携帯キャリアのプランより価格を抑えたサービス、MVNO(エムブイエヌオー)。実際にどれくらいの割合の人が、どんなサービスを利用しているのだろうか。MMDLaboが運営するMMD研究所がMVNO利用者に実施したアンケート調査を詳しく見ていこう。
メイン利用のMVNO、1位は「OCN モバイル ONE」

予備調査では18歳~69歳の男女40,000人を対象に、本調査ではMVNO利用者1,050人を対象に、2025年2月1日~6日に、インターネット調査にて「2025年2月MVNOのシェア・満足度調査」が実施された。予備調査では、通信契約しているスマートフォン所有者のうち9.1%がMVNOを契約していることが判明した。前回調査の2024年9月は9.3%であり、0.2%の減少となった。
また、メイン利用のスマートフォンでMVNOを契約している3,358人を対象に契約サービスを聞いたところ、「OCNモバイルONE」が最も多く17.1%、次いで「mineo」が14.4%、「IIJmio」が13.9%と続いた。

新規契約を停止している「OCNモバイルONE」と「楽天モバイル(MVNO)」以外の5つのサービスにおいて、利用率の推移を見てみると2024年9月と比べて増加したのは「日本通信SIM」が1.5%と最も多く、次いで「J:COM MOBILE」が0.4%増、「IIJmio」が0.3%増であった。
MVNOの総合満足度1位は「日本通信SIM」

予備調査からMVNOサービスを利用している1,050人を抽出し、利用しているサービスの総合満足度を聞いたところ、「日本通信SIM」が最も高く808ポイント、次いで「OCNモバイルONE」が769ポイント、「mineo」760ポイント、「IIJmio」757ポイント、「イオンモバイル」752ポイント、「J:COM MOBILE」729ポイント、「楽天モバイル(MVNO)」710ポイントと続いた。日本通信SIMは利用数ランキングでは5位でありながらも、総合満足度では1位となっていることから、利用者数が多いという派手さはなくとも、顧客の心はしっかり満たしていることが伺える。

また、家族や友人におすすめしたいかどうかについて、9~10点を推奨者、7~8点を中立者、0~6点を批判者とし、推奨者から批判者を引いたNPS®(ネット・プロモーター・スコア/顧客推奨度)においても、日本通信SIMがプラス12.7となり、全体の中で唯一のプラス判定に。次いで、mineoがマイナス7.3、イオンモバイルがマイナス8.7となった。
日本通信SIMは、月額基本料290円のプラン(1GB)、月額基本料1,390円のプラン(20GB)、月額基本料2,178円のプラン(50GB)の3種類。その安さに加えて、マイナンバーカードをスマートフォンで読み取るだけで本人確認が完了し、申し込みが手軽にできるという便利さも支持されている理由なのかもしれない。
出典:【MMD研究所】
記事提供元:スマホライフPLUS
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。