iPhoneの調子が悪いときに試したい「診断モード(Apple Diagnostics)」の使い方
「最近、iPhoneの調子が悪いけど、修理に出すと料金が高いしなぁ〜」なんて悩んでいる人はいませんか? そのようなときは、Appleが提供する無料の「診断モード(Apple Diagnostics for Self Service Repair)」を試してみましょう。この診断モードを利用すれば、自分でiPhoneのどこが調子悪いのかすぐに確認できますよ!
iPhoneで「診断モード」を使う方法は?
iPhoneの調子が悪いと感じたときは、まずAppleが提供する無料の診断モード「Apple Diagnostics for Self Service Repair(以下:Apple Diagnostics )」を使ってみましょう。
実はこれ、iPhoneに最初から備わっている機能で、新たにアプリをインストールしたりWebサイトに接続する必要はありません。
Apple Diagnosticsを使えば、バッテリーの状態やBluetooth、Wi-Fi、eSIM、Face ID、カメラ、ワイヤレス充電、Apple Pay、センサーなどの状態を、簡単に確認することができるんですね。
ただし、Apple Diagnosticsを利用できるのは、iOSで電源を入れて起動できるiPhone 12以降で、iOSは「18」以降が条件になります。
Apple Diagnosticsを起動するには、まず、iPhoneの電源をオフして、音量ボタンの「+」と「−」を同時に押した状態でUSB(Lightning)ケーブルを接続します。
このときは、必ず20W以上のACアダプタを使用すること。また、MagSafeなどのワイヤレス充電はサポートされないので、必ず有線で電源を供給する必要がある点には注意してください。
iPhoneの電源が入り、Appleロゴが表示されたら手を離します。しばらく待つと診断モード「Apple Diagnostics」が起動しますよ。
●Apple「Apple Diagnostics for Self Service Repair」は→こちら(英語)
Apple Diagnosticsを起動する手順




Apple DiagnosticsでiPhoneを診断しよう!
それでは実際にApple DiagnosticsでiPhoneを診断してみましょう。今回は筆者のiPhone 14 Pro Maxを使って説明します。
Apple Diagnosticsを起動したら、最初に画面左下の地球儀アイコンをタップして日本語にしましょう。
次に、Wi-Fiに接続しますが、ここではパスワードを入力する必要がありますので、事前にメモしておきましょう。
「診断」画面で「モバイルリソースインスペクタ」を実行すると、1〜2分ほどでiPhoneの状態をチェックしてくれます。
各項目の右側に緑色のチェックマークが付いていれば異常なし、それ以外の色は何かしらの異常があるので、その場合には修理が必要になるでしょう。
ちなみに、筆者のiPhone 14 Pro Maxはバッテリーが80%を切っていたので、黄色い表示になっていました。
なお、「モバイルリソースインスペクタ」ではオーディオ出力は診断してくれないので、別途、「診断」画面で「オーディオ出力」を選択してください。
Apple DiagnosticsでiPhoneを診断する手順



まとめ
いかがでしょうか? 今回はiPhoneの不具合を自分でチェックできるAppleの無料診断モード「Apple Diagnostics」を紹介しました。
最近、iPhoneの調子が悪いと思ったら、修理に出す前にとりあえずApple Diagnosticsを利用して、どこに不具合があるのかをチェックしてみましょう。
記事提供元:スマホライフPLUS
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