悲願のツアー初優勝へ 佐久間朱莉が目指すのは「ケガをしないこと」【開幕戦注目選手】
3月6日開幕の「ダイキンオーキッドレディス」で新シーズンがスタートする国内女子ツアー。今年の注目選手たちの意気込みやオフの様子を、本人のコメントとともに紹介する。今回はツアー初優勝を目指す佐久間朱莉。
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佐久間朱莉は昨シーズン、未勝利ながら14度のトップ10入りでメルセデス・ランキング8位にランクイン。初優勝に期待がかかる22歳だ。初の海外メジャーとなった「AIG女子オープン」(全英)では予選通過を果たし4日間戦った。3度の2位フィニッシュと飛躍を遂げたシーズンだったが、悔しさも残る。
昨シーズン印象に残っている試合に「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」を挙げる。地元・埼玉で開催された同大会。阿部未悠に1打及ばず悔し涙を流したが、初日は小雨が降る厳しいコンディションのなか、6バーディ・1ボギーの「67」でラウンドで、首位タイ発進。最終日も1番ホールでイーグル発進を決めるなど、随所で光るプレーを見せた。
初優勝は時間の問題とも思われたが、15歳のアマチュア・イ・ヒョソン(韓国)が史上最年少優勝を挙げた国内メジャー大会「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でも1打及ばず2位。「また勝てなかった」と再び涙をのんだ。
それでも、シーズン中安定した成績を残せたのは「1年を通して体重をキープができたこと」が評価ポイントだという。1月末から約3週間アメリカ、2月は宮崎で合宿を実施。課題だった「100ヤード以内のショートゲーム」を重点的に取り組んできた。そんな佐久間の目標は「初優勝を挙げることと、1年間ケガをしないこと」。
開幕戦はこれまで3度出場し、初出場となった2022年は29位タイ、23年18位タイ、昨年は7位と相性は悪くない。さらに、先週行われた台湾女子メジャー「フォックスコンTLPGAプレーヤーズ選手権」でトップ10フィニッシュを果たした。悲願の初優勝に向けて沖縄でスタートダッシュを切りたい。
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