女子高生プロの福田萌維が日章学園高校を卒業 「明日から想像つかないけど楽しみの方が大きい」
昨年のプロテストに“一発合格”を果たした女子高生プロゴルファーの福田萌維は3日、日章学園高校(宮崎県)の卒業式に出席した。
式ではスポーツ特別功労賞を受賞し、卒業生416名の代表として保護者に向けた感謝のことばを述べる大役も果たした。「プロテストよりも緊張しましたが、大きい声ではっきり言えたのでよかったです」と笑顔を見せた。最後のホームルームを終えると同級生や保護者からサインを求められていた。
和歌山県出身の福田は、「プロゴルファーになりたいという夢を叶えるため」に強豪・日章学園高校に進学。高校1年時から1学年上の菅楓華や荒木優奈らとともに“緑の甲子園”で団体戦日本一の連覇に貢献。個人としても2024年の「日本女子オープン」で22位タイに入るなど着実に力をつけた。合格率約3パーセントと狭き門のプロテストは11位で突破。現役高校生での合格は加藤麗奈と二人だけだった。
3年間の高校生活を振り返ると「寮生活と部活」が一番の思い出。「とても楽しい3年間でした。友達とバラバラになるのは寂しいです」とちょっぴり後ろ髪をひかれる思いも。明日からはプロゴルファー1本の生活が始まる。
「学生が終わるっていうのが想像つかない部分が多いです。学校にいく時間が無くなるので…。急に変わるので想像がつかないですが、楽しみの方が大きいです、早く試合にも出たいです」と夢の新生活には胸を躍らせる。
レギュラーツアー前半戦の出場権をかけたファイナルQTは98位に終わり、今季は下部のステップ・アップ・ツアーが主戦場となるが、今月宮崎で開催されるレギュラーツアー「アクサレディス」は主催者推薦で出場する。宮崎の地がプロデビュー戦となる。
「QTはダメだったので、それを見返すぐらいの結果を残したい。次の試合に向けても、1年間通しても初戦は大事になると思うので、いい流れを作れるようにアクサレディスはしっかりと上位に入りたい。プロらしい自分を見てもらえるように、応援してくれる人がたくさん増える活躍をしたい」と意気込んだ。
身長167センチで平均飛距離は250ヤード。アイアンショットが武器で「バーディがたくさん獲れる」ことが持ち味。「細かい技術面の課題はある」としながらも、プロ1年目は慣れるだけでなく、結果にもこだわる。
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