iPhoneの機種変更、オススメのタイミングはこの5つ! iPhone 16eや17シリーズに備えよう<みずおじさん>
今回は「iPhoneの機種変、いつにする?」ということで、具体的にどのタイミングでiPhoneを機種変すればいいのかを解説します。基本的には「自分で使い勝手が悪くなったと感じたとき」でいいんですが、ほかにもいろいろなタイミングがあるので、5つのポイントを紹介していきましょう。なかなか自分で決められない人は必見ですよ!
【1】バッテリー消費を早く感じたとき

ひとつめは、やはり「バッテリーの消費を早く感じたとき」だと思います。具体的にはiPhoneの設定で確認して「バッテリーの最大容量が80%未満」だった場合は、機種変したほうがいいでしょう。
iPhoneは、iOSのバージョンによって名前が少し違うんですが、まず、設定から「バッテリー」→「バッテリーの状態」もしくは「バッテリーの状態と充電」を開きます。ここで「最大容量」が80%未満(79%以下)なら機種変のタイミングです。
実はこの状態になると、バッテリーの消費だけでなくフル充電までの時間も早くなります。最近、充電時間が早いと感じた場合は最大容量が減っているかもしれません。
具体的には、最大容量が71%なら(タンク容量が)新品のときより30%近く減っているため、充電も早く終わってしまうんですね。

次は、アプリの起動が遅い(もしくは起動しない)です。80%未満になると、iPhoneがほかのアプリを落としながら今開こうとしているアプリを起動しようとするので、起動が遅かったり起動できない場合が増えてきます。
iPhoneではアプリを起動するときにいちばん電力を使うので、この症状が出たらもう電力が足りていないと考えましょう。
また、画面のスクロールがカクカクしたり、突然音が小さくなる、急に画面が暗くなったりしたときも要注意です。これらはiPhoneの電力が足りないけど、シャットダウンだけは避けるように処理を落として(=スクロールがカクカクしたり暗くなる)いるんですね。
ちなみに、Apple公式の使用年数の目安は「3年」とされており、やはりバッテリーの最大容量が80%になる頃が3年目くらいだと思っていいでしょう。とはいえ、ほとんどのApple製品はこれよりもっと長く使えますが……。

【2】処理が重いと感じたとき

iPhoneの処理が重くなって、アプリの読み込みが遅かったり画面がカクついたりするときも機種変のタイミングになります。
そもそも、最新ゲームの『バイオハザード』などは、けっこう動かないiPhoneも多いんですが、ゲームの起動や処理が遅くて快適にプレイできないときは要注意です。
これは、バッテリーが正常でもゲームがバージョンアップして、徐々に古いiPhoneでは処理し切れなくなっている状態なんですね。
また、YouTubeやInstagram、X、Webサイトなどのスクロールがカクついたり、最近写真の表示が遅いなと感じたときも機種変のタイミングになります。
そして、同じところでアプリが何度も落ちるときです。この原因はいろいろ考えられますが、アプリの処理が追いつかないiPhoneになってしまっているので、この場合も機種変のタイミングだと言えるでしょう。
【3】新iOSのサポート対象外になったとき

自分のiPhoneが「新iOSのサポート対象外になったとき」は非常に分かりやすいタイミングです。これによって、自分のiPhoneにはもう新機能が追加されなくなるんですね。
もちろん、新機能に興味がない人は気にしなくてもいいんですが、新しい便利機能が使えなくなるのがイヤなら機種変を考えたほうがいいでしょう。
ちなみに、2025年6月頃に発表が予想されている最新OS「iOS 19」で、サポートが終了しそうなのがiPhone XRとXSです。実際にそうなるかは分かりませんが、これらの機種のユーザーは要注意ですね。
また、AppleのAI機能「Apple Intelligence」は標準モデルの15は非対応ですが、15 Pro/15 Pro Max以降の機種なら対応しています(最新の16eも対応)。
このように、iOSではないところでも新しい重要な機能が追加されることもありますので、このあたりも気にしたほうがいいでしょう。
ただし、最新iOSのアップデート対象外になった古い機種でも、今のところAppleでは重要なセキュリティアップデート(新機能追加なし)を実施しています。
「新機能はどうでもいいけどセキュリティだけは気になる」という人なら、iPhoneはかなり長く使えますよ。むしろ、バッテリーのほうが先に寿命を迎えてしまうでしょう。
【4】容量が足りないと感じたとき

現実的に考えると「ストレージ容量が足りない」と感じたときも、機種変のタイミングになります。
ストレージ容量不足のために、常に写真や動画、アプリなどを削除しながらiPhoneを運用している人は、かなりストレスを感じているでしょうから、この際、機種変でスッキリ解決してしまうのもアリですね。

とくに、写真や動画はSDカードなどに移動できても、アプリはなかなか消せないですよね。
最近のiPhoneは最小ストレージ容量が128GBですので、もし、64GBのiPhoneを使っているなら、そろそろ機種変を検討したほうがいいでしょう。
もちろん、「64GBで全然大丈夫」だという人もいると思うんですが、Appleが最低容量を128GBに上げた背景には、今後アプリの容量もどんどん増えていきますし、Apple Intelligence対応でiOSの容量も大きくなっていくと考えられます。
ちなみに、私のiPhone 16 Pro Maxは1TB(1,000GB)モデルですが、最近のゲームアプリはひとつだけで53GB以上の容量があったりします。ストレージが128GBだとしても『DEATH STRANDING』と『バイオハザード』を入れたらもうパンパンですよ。

【5】次期iPhoneが発売されるとき

次期iPhoneが発表されるタイミングで機種変する人は、かなり多いと思います。
iPhoneの新機種の発表はだいたい決まっていて、毎年春頃には新色やSEシリーズなどが発表されています(発表されない年もアリ)。
今年はすでに16eが発売されていますが、新ナンバーモデル(17シリーズを想定)は、毎年9月か10月頃に発表されます。これは2011年のiPhone 4sからずっと続いているんですね。
やはり、最新機種は処理速度やバッテリーなどもかなり快適になります。まあ、当然のことなんですが、このタイミングで機種変するのは悪くないでしょう。
ちなみに、新機種が発売されると、同時にApple Storeでは旧機種の値下げもありますので、やはりこの時期が“買いどき”になるんです。
たとえば、16が発売されたときは旧機種になってしまった15が値下げされました。
ただし、値下げ幅は1万円前後で大幅な値下げは期待できませんので、あと半年待てば値下げされるからといって、そんなに待つのはどうかと思います。
時間は帰ってこないので、1万円の値下げなら私はすぐに新しいiPhoneを買ってしまうでしょう。もちろん、1カ月後であれば旧機種の値下げを待つのもアリです。
また、キャリアで購入する場合はキャンペーンでお得に買える場合もあります。とはいえ、キャリアの販売価格はApple Storeより高く設定されている場合が多いので、あまり強くはオススメしません。
分割で買うとか2年後に返却するようなプランが便利だと感じる人ならアリでしょう。
データ移行は簡単!

iPhoneを機種変するときは、旧機種からのデータ移行が面倒だから機種変しないという人も多いようです。
でも、今は昔と違ってiPhoneのデータ移行作業は本当に簡単で、基本的には新旧のiPhoneをかざすだけで簡単に終了します。
以前はSuicaを消してからデータ移行しないとダメだったりしたんですが、今では電子マネーやApple Watchもほぼ自動で移行されるんですね。
また、LINEのデータ移行も、以前はiCloudにバックアップする必要があったりして面倒だったんですが、今なら認証だけで簡単にバックアップから全履歴を復元可能になっています。
とにかく、現在のiPhoneの“データ移行”は旧iPhoneから新iPhoneに“データが丸ごとコピーされる”だけで、旧iPhoneのデータは消えずに残りますので、何も怖がることはありません。
むしろ、注意しないといけないのはデータ移行後の写真です。旧iPhoneで写真を消したら新iPhoneの写真もすべて消えてしまったとか、その逆の失敗もけっこう多いようなので、十分気を付けてください。
旧機種をどうするか? お得な活かし方

機種変では、新しいiPhoneに買い替えたら旧iPhoneをどうするか決めておくことも重要です。
まず、旧iPhoneを売却するなら買取金額を調べておいて、差額金額を覚悟する。あるいは、差額でケースやイヤホンなどのアクセサリー類を購入するといった具合ですね。
もし、旧iPhoneを手元に残すなら活用方法を考えておくと幸せです。たとえば、サブスク専用、子ども専用、ゲーム専用などにする方法もあります。
次に、機種変のタイミングで料金プランを見直すのもオススメ。iPhone本体を安く購入するのはけっこう難しいですが、月額利用料を見直せば、毎月数千円ほど浮く場合も多いのです。
もし、月30GBの契約をしているのに、実際には毎月3GBも使っていないなんて場合は、毎月の料金をかなり安くできますので、面倒くさがらずに格安SIMの料金も比較検討してみてください。
まとめ
いかがでしょうか? 今回は「iPhoneの機種変、いつにする?」ということで、5つのタイミングを説明しましたが、基本的には自分で「使い勝手が悪い」と思ったときが買い替えどきになります。
2つ目はバッテリーの劣化ですね。アプリが起動しないとか途中で落ちるのは、バッテリーが原因の可能性が高いので、バッテリー交換で復活する可能性もあります。
Appleは、セキュリティアップデートもかなり長く提供していますので、バッテリー交換で今のiPhoneを長く使うというのも全然アリでしょう。
とはいえ、やっぱりiPhoneを新機種に買い替えるのはワクワクして本当に楽しいものです。新機種でいつものアプリを起動したとき、サクサク動いたりすると感激しますので、「そろそろかな〜」と思っている人は、機種変を検討してみてください。
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※サムネイル画像は(Image:「筆者YouTubeチャンネル」より引用)
記事提供元:スマホライフPLUS
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