タイシニアプロテスト合格で、「まさか倉本昌弘プロと試合で回れる日が来るなんて……」
27日、タイのレガシーゴルフクラブ(バンコク)にて、タイシニアPGAツアーの開幕戦「サンワード・シニア・チャンピオンシップ セキワ カップ2025」の2日目が開催。日本人ながらタイシニアプロテストを合格してこの試合に参加した佐野学さん(53)。なんと試合で一緒に回ったプロは、永久シード保持者の倉本昌弘だった。
初日、2日目は82・82で回り、予選落ちとなったが、かけがえのない経験となったようだ。
「倉本プロに迷惑をかけないようにしようと必死でした。こういう組にしていただいたタイシニアPGA会長の中村映禅プロには、感謝したいです。子供の時に見ていたプロと回って、緊張しましたし、うれしさもあるし、上手くできない悔しさもいろいろな感情がありましたが、最高の経験でした」(佐野さん)。
タイシニアプロテストとは、タイシニアPGA公認のもので、ルールに関する筆記テストや、2日間36ホールストロークプレーで12オーバーに収まれば、合格できるもの。バンコクでアカデミー『ZEN Golfer’s Factory』を開いている中村映禅が主宰するものだった。このテストを通ったことで、タイシニアツアーに昨年から参加しているのだ。
「タイに9年間、工場の立ち上げなどの仕事をして、日本に帰った時に朝にベッドから起き上がれなくなったんです。耳鳴りや頭痛もひどくてちょっとうつ病みたいな感じになったんです。それで会社に相談して休職して、タイで療養することになりました。それがタイに着いた途端に、耳鳴りや頭痛がすぐに直ってしまったんです。今でも完全には直ってませんが……」(佐野さん)。
その時知ったのが、中村が主宰するタイシニアプロテストだった。思い切って大好きなゴルフで挑戦してみようと一念発起。1回でプロテストを通り、昨年からタイシニアツアーの試合に参戦しているのだ。
「今はタイの地方に住んでいて、知り合いの日本人の方に頼まれて、時々ゴルフレッスンをしています。タイシニアプロテストで人生が変わりました。小・中・高校とゴルフをしていたんですが、プロテストに受かった時に小学校からの友人からいわれました。『文集に将来プロゴルファーになりたいと書いていたじゃないか』と言われて、思い出したんです。夢がかないましたね(笑)。本当にこんな機会をくれた中村プロに感謝していますし、いろいろな人とつながれるのが一番うれしいですね」(佐野さん)。
佐野さんのタイシニアツアーに挑戦する日々はまだ始まったばかりだ。
◇ ◇ ◇
バンカーショットがOB! どこから打ち直せるの?→関連記事【ルールの誤認で失格になることも……ツアープロでも間違えた難解なゴルフルールをおさらい】をチェック!
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。