iPhone 16eの価格に不満続出? 購入検討層の希望額とズレが鮮明に【LiPro調べ】
iPhone SEシリーズは、片手で使用できる使い勝手の良さと比較的安価な価格帯が魅力だったが、その後続として2月28日に発売すると発表されたiPhone 16eは、どんな点を期待されているのだろうか。LiProの調査結果を見ると、価格と機能に注目している人が多いようだ。
約10万円のiPhone 16e、だがユーザーの購入検討価格は「6~7万円」が最多
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調査は2025年2月13日~2月14日、スマホを所有する10代~60代以上の男女500人を対象に実施された。「iPhone 16eの購入を検討する価格帯」について尋ねたところ、「6〜7万円」と回答した人が135人(27%)と最も多く、次いで「7〜8万円」が111人(22.2%)だったことから、約半数が「6~8万円」を目安に購入を検討することが判明した。
従来のSEシリーズなら、「6~8万円」で購入することが可能だったが、iPhone 16eは最も安い128GBの端末でも99,800円(税込)と、みんなの予算感よりもオーバーしている。スマホ端末自体の価格が上昇しているとはいえ、各キャリアの大幅な割引や下取りサービスがなければ、実際に購入する人はかなりの少数派となりそうだ。
求めるスペックは「Touch ID(指紋認証)」の復活、セキュリティへの関心は高い傾向
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次に、iPhone 16eに求める機能を尋ねたところ、「Touch ID(指紋認証)」が17.8%、「Face ID(顔認証)」が17%と、合わせて34.8%が認証機能について答えた。昨今のiPhoneは顔認証が主流だが、指紋認証の復活を望む声の方がやや多かった。
Touch ID(指紋認証)は、現在iPhoneSEシリーズのみの機能となっており、後続機にもその機能を求めている人は多そうだ。原因として、マスクや眼鏡を身につけていると顔認証が反応しないと思っていたり、スマホに顔をかざすだけでロックが解除される顔認証にセキュリティ面で不安を感じたり、顔認証に懐疑的な人が一定数いるからかもしれない。
ただ、最新のiPhoneの顔認証システムは、目を開けているときのみ反応する「視線認識」のほか、複数のカメラや赤外線センサーで判別する高精度なシステムを採用している。セキュリティの高さが周知されると顔認証も人気が高くなるのかもしれない。
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デザインについては、「iPhone SE(第3世代)と同様のクラシカルなデザイン」が32.4%と最も多く、次いで「iPhone16シリーズのような最新デザイン」が28.2%、「iPhone13 コンパクトデザイン」が22.8%と、票がばらけた。
サイズに関しては、携帯性や片手操作のしやすさを求める声が多かったものの、iPhone 16eの画面サイズはSEシリーズより大きい6.1インチで、ユーザーの要望とややかけ離れている。現状のままでは、iPhone 16eの購入を見送る人が多いのかもしれない。
出典:【LiPro】
※サムネイル画像は(Image:「Apple」公式サイトより引用)
記事提供元:スマホライフPLUS
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