地獄の特訓に耐え、しまんちゅYOUが挑む壮絶ボートレース:YOUは何しに日本へ?
更新日:
イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
注目の旬ニュースを編集部員が発信!「イチオシ」は株式会社オールアバウトが株式会社NTTドコモと共同で開設したレコメンドサイト。毎日トレンド情報をお届けしています。
日本を訪れる外国人たちを、空港で勝手に出迎えアポなしインタビュー!そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(月曜夜6時25分)。今回のテーマは、「北海道から沖縄まで、ノってるYOUに乗っかっちゃったらみんなでノリノリ♪SP」。ノリノリYOUたちが各地に集結する95分で、果たして、どんな面白YOUに出会えるのか?
【動画】地獄の特訓に耐え、しまんちゅYOUが挑む壮絶ボートレース&北海道の道の駅を自転車で巡る!グルメに足湯…ハプニング続出!

羽田空港で声をかけたのは、アメリカ出身で沖縄在住3年目のミリーさん(42歳)。
普段は米軍基地内の会社に勤務しており、友人との東京観光から沖縄に帰るところだそう。そんなミリーさんの趣味は、32人で漕ぐ大型のドラゴンボート。中国から琉球王国に伝わり、沖縄に受け継がれた伝統的な乗り物だ。
全員アメリカ人のチーム「アーミーレディース」のメンバーとして、3年前から競漕活動。軍人の妻や基地内の学校の先生など、メンバーの職種は幅広いが、みんな力強くて最高に素晴らしい女性たちばかりだ。ゴールデンウィークには、那覇三代祭りの1つ「那覇ハーリー」に出場。2.5トンもあるドラゴンボートで600mのタイムを競う、過酷なレースだ。
ぜひ取材したいとお願いすると、快諾してくれたので密着決定!

大会の2週間前、那覇市の泊港でミリーさんと再会。那覇ハーリーの拠点で、所属している「アーミーレディース ドラゴンボート」のメンバー45名を紹介してくれた。これから、長さ14.5m、重さ2.5トンの本番用のボートで練習を始めるそうだ。

コーチのジョセリンさんの先導で、メンバー32人が一斉に手漕ぎを始める。約4分間休みなく漕ぎ続け、小休止した後はまた再開し、合計1時間漕ぎまくるというハードな特訓だ。今大会も優勝目指して週3回、仕事終わりに練習を重ねて、目標の4分20秒を目指す。
那覇ハーリーとは、西暦1400年頃、中国から琉球に爬龍船(はりゅうせん)が伝来し、国家安泰を願う行事として行われていた競漕が由来。明治時代に廃止されたが、1975年に復活した。以降は毎年ゴールデンウィークに開催され、約20万人の観客が来場する沖縄代表のビッグイベントになった。

ミリーさんが那覇ハーリーに参加したのは3年前。沖縄への赴任が決まり、街の情報をSNSで調べていた頃だ。来日してチームに参加すると、レースの魅力にドハマり。男女混合の大会に女性だけのチームで出場しながら、2023年は優勝を、2024年は準優勝をと高成績を残してきた。
さらに仲良しで“オニイチャン”と呼ぶ島人・山城新太郎さん(ハーリー歴35年)からも漕ぎ方を教わった。「ミリーさんはチームでもNo.1 のハーリー好き&リーダー格だ」と、山城さんの評価は高い。
ミリーさんは、「琉球王国の伝統文化を受け継ぎ、現在に継承している沖縄の人たちを尊敬していますし、その伝統文化の一員になれることはとても幸運だし光栄です。だからレースを楽しむだけではなく、先人たちとの繋がりを感じながら那覇ハーリーに出場することがとても大事だと思っています」と先人を敬い、本番に挑む。

大会1週間前に訪ねたミリーさんの自宅(基地外)は、3LDKの広いステキなマンション!この日はチームメイトを招き、決起集会を行う。ミリーさんが腕によりをかけた縄料理(ゴーヤチャンプルーなど)がズラリと並び、全員そろったところで賑やかに集会スタート!
士気を上げ「仲間のために優勝を目指して限界まで漕ぎまくるわ!」と、決意を新たに。

ついに那覇ハーリー(第51回)の当日! 戦闘服のユニフォームに着替えたミリーさんが縁起物として準備したのは「バットマン」のサングラス。2年前に優勝した時のレースでも身に着けていたラッキーアイテムだ。
今回もバッチリ装着し、キャットウーマンに扮装したら、コーチのペップトークでテンションUPし、いざ出陣!


大会がスタートすると、まずは安全祈願のための儀式や爬龍船のレースなどが行われる。
ミリーさんは一般Bの部で、消防局・自衛隊・米海軍など9チームが出場する中、唯一の女性オンリーのチームだ。9チームが3艘ずつでレースを行い、往復600mのタイムで上位の3チームのみが決勝へと進む。
ミリーさんたちが対戦するのは、レースを愛する全員男性島民の『Ocean Dragon』、県内外のレース愛好家が集まった男女混合の『Gunners』だ。怖いもの知らずの女性たちは、レース15分前、優勝を目指してスタート地点へ。

32人が力を合わせボートが進み始めると、ひたすらパワー全開で漕ぎ続けるのみ。
果たして、地獄の特訓に耐え抜いたレースの行方は…!?

見事ゴールし、タイムが発表されると、5分0秒65! しかし、9チーム中7位という結果が明らかに。残念ながら決勝に進むことはできなかった…残念!
「結果よりも今はやり切った達成感でいっぱいだし、みんなも幸せだと思う」とミリーさん。その表情は達成感で輝いていた。
そして、シメはビールで乾杯! YOUたち、お疲れさま!
「来年こそは優勝よ!体力が続く限りこのレースに挑戦するつもりよ」とミリーさん。これからも、勝利に向かってがんばってね!
【動画】地獄の特訓に耐え、しまんちゅYOUが挑む壮絶ボートレース&北海道の道の駅を自転車で巡る!グルメに足湯…ハプニング続出!

羽田空港で声をかけたのは、アメリカ出身で沖縄在住3年目のミリーさん(42歳)。
普段は米軍基地内の会社に勤務しており、友人との東京観光から沖縄に帰るところだそう。そんなミリーさんの趣味は、32人で漕ぐ大型のドラゴンボート。中国から琉球王国に伝わり、沖縄に受け継がれた伝統的な乗り物だ。
全員アメリカ人のチーム「アーミーレディース」のメンバーとして、3年前から競漕活動。軍人の妻や基地内の学校の先生など、メンバーの職種は幅広いが、みんな力強くて最高に素晴らしい女性たちばかりだ。ゴールデンウィークには、那覇三代祭りの1つ「那覇ハーリー」に出場。2.5トンもあるドラゴンボートで600mのタイムを競う、過酷なレースだ。
ぜひ取材したいとお願いすると、快諾してくれたので密着決定!

大会の2週間前、那覇市の泊港でミリーさんと再会。那覇ハーリーの拠点で、所属している「アーミーレディース ドラゴンボート」のメンバー45名を紹介してくれた。これから、長さ14.5m、重さ2.5トンの本番用のボートで練習を始めるそうだ。

コーチのジョセリンさんの先導で、メンバー32人が一斉に手漕ぎを始める。約4分間休みなく漕ぎ続け、小休止した後はまた再開し、合計1時間漕ぎまくるというハードな特訓だ。今大会も優勝目指して週3回、仕事終わりに練習を重ねて、目標の4分20秒を目指す。
那覇ハーリーとは、西暦1400年頃、中国から琉球に爬龍船(はりゅうせん)が伝来し、国家安泰を願う行事として行われていた競漕が由来。明治時代に廃止されたが、1975年に復活した。以降は毎年ゴールデンウィークに開催され、約20万人の観客が来場する沖縄代表のビッグイベントになった。

ミリーさんが那覇ハーリーに参加したのは3年前。沖縄への赴任が決まり、街の情報をSNSで調べていた頃だ。来日してチームに参加すると、レースの魅力にドハマり。男女混合の大会に女性だけのチームで出場しながら、2023年は優勝を、2024年は準優勝をと高成績を残してきた。
さらに仲良しで“オニイチャン”と呼ぶ島人・山城新太郎さん(ハーリー歴35年)からも漕ぎ方を教わった。「ミリーさんはチームでもNo.1 のハーリー好き&リーダー格だ」と、山城さんの評価は高い。
ミリーさんは、「琉球王国の伝統文化を受け継ぎ、現在に継承している沖縄の人たちを尊敬していますし、その伝統文化の一員になれることはとても幸運だし光栄です。だからレースを楽しむだけではなく、先人たちとの繋がりを感じながら那覇ハーリーに出場することがとても大事だと思っています」と先人を敬い、本番に挑む。

大会1週間前に訪ねたミリーさんの自宅(基地外)は、3LDKの広いステキなマンション!この日はチームメイトを招き、決起集会を行う。ミリーさんが腕によりをかけた縄料理(ゴーヤチャンプルーなど)がズラリと並び、全員そろったところで賑やかに集会スタート!
士気を上げ「仲間のために優勝を目指して限界まで漕ぎまくるわ!」と、決意を新たに。

ついに那覇ハーリー(第51回)の当日! 戦闘服のユニフォームに着替えたミリーさんが縁起物として準備したのは「バットマン」のサングラス。2年前に優勝した時のレースでも身に着けていたラッキーアイテムだ。
今回もバッチリ装着し、キャットウーマンに扮装したら、コーチのペップトークでテンションUPし、いざ出陣!


大会がスタートすると、まずは安全祈願のための儀式や爬龍船のレースなどが行われる。
ミリーさんは一般Bの部で、消防局・自衛隊・米海軍など9チームが出場する中、唯一の女性オンリーのチームだ。9チームが3艘ずつでレースを行い、往復600mのタイムで上位の3チームのみが決勝へと進む。
ミリーさんたちが対戦するのは、レースを愛する全員男性島民の『Ocean Dragon』、県内外のレース愛好家が集まった男女混合の『Gunners』だ。怖いもの知らずの女性たちは、レース15分前、優勝を目指してスタート地点へ。

32人が力を合わせボートが進み始めると、ひたすらパワー全開で漕ぎ続けるのみ。
果たして、地獄の特訓に耐え抜いたレースの行方は…!?

見事ゴールし、タイムが発表されると、5分0秒65! しかし、9チーム中7位という結果が明らかに。残念ながら決勝に進むことはできなかった…残念!
「結果よりも今はやり切った達成感でいっぱいだし、みんなも幸せだと思う」とミリーさん。その表情は達成感で輝いていた。
そして、シメはビールで乾杯! YOUたち、お疲れさま!
「来年こそは優勝よ!体力が続く限りこのレースに挑戦するつもりよ」とミリーさん。これからも、勝利に向かってがんばってね!
記事提供元:テレ東プラス
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。