ホステスプロ・永嶋花音が取り戻したい“試合勘”「リアルを想定して」
<INTLOOPグループ レディースカップ 初日◇16日◇平川カントリークラブ(千葉県)◇6404ヤード・パー72>
INTLOOP株式会社が主催する2日間のツアー外競技「INTLOOPグループ レディースカップ」。若手プロゴルファーの成長支援を目的に、昨年から開催されている。今大会のホステスプロである永嶋花音は、3バーディ・2ボギーの「71」で回り、1アンダー・16位タイで初日を終えた。
スタート前には大雨が降り、トップ組でのスタートとなった永嶋は、気温の低いコンディションの中でティオフ。「雨がかなり降っていて寒かったんですけど、前半はイーブンでとりあえず耐えることができました」と、悪天候の影響を受けながらも、ショートゲームでしのいだ。
後半は平川CCのグリーンに苦戦したものの、スコアを1つ伸ばしてフィニッシュ。「傾斜やコブが多く、グリーン周りもグリーン上も難しい。ピンチもありましたが、その中で後半1つ伸ばせたのは、本当に耐えられたなって…」と安どの表情を見せた。ただ、2つのボギーはいずれもパー5。「もったいないことをしてしまったので、そこは伸びしろかな」。あすは同じミスを繰り返さないよう、修正に努める。
2021年にプロテストに合格し、昨年のステップ・アップ・ツアー「ヤンマーハナサカレディース」で初優勝。ファイナルQTでは21位に入り、今季の国内女子ツアー前半戦出場権を獲得した。今年はレギュラーツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」(3月6~9日)で初戦を迎えることになる。
まずは前半戦で好成績を残し、第1回リランキングを突破しなければならない。そのためにもこのオフは「少し長めに1カ月間、タイの合宿を行いました。今年レギュラーに出られるので、飛距離を重視してスイングの見直しとトレーニングをやりました。まだ結果には結びついてないですが、頑張っています」と改良に励んできた。また、スイングやフィジカル面の強化だけでなく、「シャフトもいろいろ試しています」とギアの調整にも余念がない。
「先日、別の試合に出たときに試合勘がまだ戻ってないと感じて。気持ちの部分やマネジメントとか、リアルを想定して練習していきたい」と、開幕に向けて試合勘を養っていく。
今年の目標はツアー初優勝。そして、シーズン優勝者など限られた選手のみが出られる最終戦への出場だ。「すべての面で安定したゴルフがテーマ。レギュラーで1年間戦えるように」と意気込んだ。
開幕戦前の最後の試合。ここでしっかりエンジンをかけていきたい。(文・高木彩音)
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。