岩井ツインズがほろ苦デビュー 明愛は「泣きそうになりました」
<ファウンダーズカップ 初日◇6日◇ブレイデントンCC(米フロリダ州)◇6465ヤード・パー71>
ほろ苦いデビューとなった。昨年の米最終予選会(Qシリーズ)を通過して、今季初戦を迎えた岩井明愛・千怜のツインズ。明愛は2バーディ・7ボギーの「76」で5オーバー・110位タイ、千怜は2バーディ・4ボギーの「73」で2オーバー・88位タイと、厳しい初日となった。
「最初から体が動かなかった。ガチガチにならないように、緊張してるとは思わないようにしていたけれど、うまくいかなかったです」と明愛は苦笑いを浮かべた。1番をボギーとすると、そこからさらに2つのボギー。8番でようやくバーディを奪ったものの、流れは好転しなかった。アプローチを寄せきれない場面も目立ち、ボギーが積み重なっていった。
フェアウェイキープは5回、パーオンは8回のみ。持ち味のドライバーショットも「1~2回くらいしか気持ちいいものがなかった。フィニッシュまで何も考えないようなスイングを毎ショットしたいですね」と反省する。修正点を聞かれると、胸に手を当てた。「こっち(気持ち)のほうが大きいかもしれないですね。もうちょっとリラックスしてティに立てれば良かった」とメンタル面の準備不足も痛感した。
「途中、もう泣きそうになるぐらいでした。きつかったです、本当に」。そして言葉を続けた。「でもこれからは、こんなことばっかりだと思う。チームもいるし、楽しくやっていきたい」。カットラインとは5打差。明愛の爆発力を考えれば、十分に射程内だ。
千怜も「いままでにないくらい、めちゃくちゃ緊張していました」と、いつも以上に心拍数が高い中でスタートした。序盤に2ボギーを叩いたものの、テンポよく取り返した。しかし、後半5番では「セカンドショットで乗せればいいのに! ミスしてしまった自分にも悔しいし、目玉になったとき思い切って打てなかったのも悔しい」と、ガードバンカーでの不運も重なりボギー。最終ホールでもスコアを落とし、オーバーパーで一日を終えた。
キャディとの会話も弾み、笑顔も多く見られた一日だったが、「楽しく回れたと思うけど、結果がすべて」。カットラインまで2打差。「まだまだ諦めてないし、やらなくちゃいけない。しっかり寝て、エネルギーをたくわえます」。ツインズそろっての巻き返しを誓った。(文・笠井あかり)
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