男性は仮想世界で、女性は現実が対象? 推し活に関する実態調査
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多様化といわれる世の中で、趣味や興味関心が細分化される傾向にあるが、そうした中で各自が熱心に応援する推し活に励む人が多い。そこで、朝日大学(岐阜県瑞穂市)の附属研究機関である朝日大学マーティング研究
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多様化といわれる世の中で、趣味や興味関心が細分化される傾向にあるが、そうした中で各自が熱心に応援する推し活に励む人が多い。そこで、朝日大学(岐阜県瑞穂市)の附属研究機関である朝日大学マーティング研究所は、推し活について調査を実施。調査は2024年10月7日~10月12日に行い、関東(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の20代~50代の男女480人が回答した。
調査の結果、半数以上の人(現在「いる」は37.5%、「過去はいたが、今はいない」は14.4%)が現在または過去に「推し」がいる(いた)経験があり、性別でみると、男性は「アニメ・漫画・小説」、女性は「日本の有名人」が主な推しの対象となっていることがわかった。また、「いる」人の性別では、男性(29.2%)よりも女性(45.8%)の方が多いが、年代別に低い年代ほど「いる」が高く、高い年代ほど「過去はいたが、今はいない」とするなど、経年で「推し」が過去のものになる傾向が読み取れる。
具体的な対象ジャンルでは、「日本のミュージシャン、バンド、歌手」(31.7%)の割合が最も高く、以下「J-POPアイドル」(26.9%)、「日本の俳優」(19.3%)、「アニメ・漫画・小説のキャラクター」(16.5%)、「スポーツ選手」(14.9%)などが目立っている。他方、「推し」の平均歴なファン歴を調べると、平均で7.11年、性別では男性(7.75年)が女性(6.70年)を上回っている。傾向としては、男性は仮想世界を対象として期間が長い。対する、女性は現実が推しの対象であり、男性に比べてやや短い期間であるのが特徴となっている。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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