「松山英樹さんのように両手で…」 23歳・岡田晃平が描く明確な“初Vイメージ”
<中日クラウンズ 3日日◇3日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557ヤード・パー70>
プロデビューした昨シーズンに「早く勝って先輩たちの仲間入りをしたい」と言っていた23歳の岡田晃平がトータル6アンダーまでスコアを伸ばし、自身初の首位タイで最終日を迎える。目標の初優勝が、いよいよ視界に入ってきた。
これまでは同世代のキャディを起用していたが、今週はベテランキャディとタッグを組んだ。2日目終了後には、「僕はほとんど言うことを聞くだけ。キャディさんの読みも自分とほぼ合っていますし、あとは自分がうまく打てるか。今週はそれができているので、スコアに繋がっている」と話していた通り、ムービングデーでしっかりとスコアを伸ばした。
さらに「いま、メンタルトレーニングもやっていて」と新たな挑戦にも意欲的だ。昨年の「ダンロップフェニックス」から、スポーツメンタルコーチでキャディ業も行う出口慎一郎氏のサポートを受けており、試合後にはZOOMなどのビデオ通話で、「この時はどういう気持ちだったかをフィードバックして、どういう対処や切り替えをしたらいいか」などを話し合っている。
もともと「バーディを取ればうれしいし、ボギーをたたけば悔しい。それがハッキリと出るタイプ」と自己分析している。「それをもう少し落ち着けるようにトレーニングしている。結果は出ていると思います」と、以前より感情コントロールができていることも好調の要因だ。
積み重ねてきた努力が結果につながっている今だからこそ、「優勝しかない。イメージはできています」と意気込む。ウィニングパットを決めた暁(あかつき)には、「松山(英樹)さんが(2021年の)ZOZOでやっていたように、ガッツポーズは両手でいきたい」と話す。憧れの東北福祉大の先輩が見せた名場面の再現を、虎視眈々と狙っている。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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