中学生で視力がゼロに…障がいを受け入れて五輪へ!苦難を乗り越えた夫婦の姿:家、ついて行ってイイですか?
更新日:
イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
注目の旬ニュースを編集部員が発信!「イチオシ」は株式会社オールアバウトが株式会社NTTドコモと共同で開設したレコメンドサイト。毎日トレンド情報をお届けしています。
1月1日(水・祝)に放送した「家、ついて行ってイイですか?」(毎週日曜夜8時50分)では、茨城・取手駅で出会った凌河さん(27)の家について行きました。
【動画】中学生で視力がゼロに…障がいを受け入れて五輪へ!&北海道の校長…40年前の大事件とは?
取材Dを見つけるなり、「『家、ついて行ってイイですか?』、僕めっちゃ好きです! TVerで毎回見ています。出るのが夢だった!」と超ハイテンションで話しかけてきた凌河さん。実は全盲で、この日は地元の幼なじみと一緒。「お兄さんの顔もこいつらの顔も何も見えない」と告白します。
さらに「僕、パリのパラリンピック落選したんですよ! 東京までは出ていて…。男子ゴールボールはパリで金メダル獲ったんですけど、今回は出られなかったんです。東京までは代表でした」と教えてくれました。
早速、奥様のこころさん(31)に電話をかけ、「ここちゃん、夢叶ったよ! 取手で『家、ついて行ってイイですか?』に出会ったよ!」と興奮気味に話す凌河さん。取材Dがこころさんに「家、ついて行ってイイですか?」と尋ねると、「大丈夫です!」と即答。ありがとうございます!
アスリート雇用で、地元の企業に週1日出社している凌河さん。それ以外の日は、トレーニングをしています。「中学校までは健常者で、15歳の時に目が悪くなった。元々白球ばかり追いかけている野球少年だったんですけど…今は視力ゼロです。光は感じる」(凌河さん)。
結婚して2年半、妻のこころさんを猛アタックして射止めました。「かわいい。キレイですよ! 最近は川口春奈や平愛梨に似ていると言われる」とのろけます(笑)。
自宅に到着すると、こころさんが素敵な笑顔で迎えてくれました。こころさんのお仕事は言語聴覚士。病院で言葉が不自由になった人のリハビリを担当しています。
広々としたリビングには、凌河さんが快適に過ごすためのアイデアが散りばめられていました。
こころさんの細やかな気配りがあるため、普段生活する上で不便なことは特にないそう。
料理はこころさんが担当。洗濯、お風呂掃除、ゴミ出しは凌河さんが担当しています。この日は、自らお風呂の掃除を披露してくれました。「鬼嫁なんで!」「言わないで!」と軽妙な掛け合いも(笑)。
2人は、こころさんがゴールボールのボランティアに行った時に出会います。
「凌河くんの目が見えなくなった経緯とか、お互いの家族構成とかいろいろ喋って、“元気いっぱいで面白い人だな”と思ったから仲良くなりたかった」(こころさん)。
こころさんが初めてできた彼女で、凌河さんは「(それまでは)視覚障がいって事もあって、付き合うまでの踏ん切りがつかなかった。付き合ったら相手が考え込んじゃうだろうと思って…。(こころさんには)ビビッときたものがあった。自分の目が見えない事も洗いざらい話せたし、一緒にいて成長できると思えた」。
ある日2人で散歩をした時、帰り際に告白されたそう。「私、視覚障がいの事分からないから、何も知識がないけど大丈夫かなと思ってそれを伝えようとしたら、『全然大丈夫! 関係ないっしょ!』と被せるように言われて…。その一言を聞いた時、“怖がって付き合わないのはもったいないな”と思った。不安がなくなった」(こころさん)。
子どもの頃の凌河さんは野球が好きで、ポジションはキャッチャー。クラスの中心にいて、いい意味で言えば目立つ存在でした。野球もできて勉強もできる進学校を希望し、頑張っていた矢先、目が悪くなってしまったと話します。
野球をやっていた時、いつもは取れるボールが取れなくなり、ボールがどこにきているのかすら分からなくなってしまったそう。中3の4月、地元の眼科に行ったところ、良かった視力が0.7~0.8に落ちていました。毎週検査に行く度に視力が低下し、1カ月後には視力検査のボードすら見えない状態に。凌河さんは「レーベル遺伝性視神経症」と診断されます。
中3の2学期、文化祭や体育祭にみんなと同じように参加できないという理由で、学校に行かなくなってしまった凌河さん。そんな中、同級生のかずやさんが「“お前がいないとつまらないから、学校行くぞ!”って引きずり出してくれた」そう。かずやさんの明るい性格に救われたと話します。
その後は盲学校に進学し、ゴールボール部に入部。初めての代表合宿に行った際、選手たちがみな、経済的にも社会的にも自立している姿を目の当たりにします。それまでは、練習に行く時も、親に付き添ってもらっていたそう。
「みんな競技の第一人者として、パラリンピックという最高峰の舞台を目指していた。自分もこのままじゃダメだな、情けないなと心を入れ替えた。白状や携帯の音声の訓練を受けて、障がいを心から受け入れる事に前進していった。障がいの有無は関係なく、自分のありのままの姿を受け入れる“受容”は大切なんじゃないかなと思う」(凌河さん)。
アルバムには、盲学校の卒業式で号泣している写真も。「濃い盲学校生活だった。3年間で成長することができた。特別な3年間だった」と熱く語ります。
その後は東洋大学に進学し、ゴールボールの日本代表に選出された凌河さん。しかし、彼にはもう一つの大きな試練が待ち受けていました……。続きはぜひ「TVer」「ネットもテレ東」で!
1月12日(日)夜8時50分からは、「家、ついて行ってイイですか?」を放送!
▼ヒットソングの振付師…国民的アイドルとの秘話
▼運気を上げたい!ゴミ拾いをする男
▼デコラファッションが繋ぐ…父娘の絆
【動画】中学生で視力がゼロに…障がいを受け入れて五輪へ!&北海道の校長…40年前の大事件とは?
取材Dを見つけるなり、「『家、ついて行ってイイですか?』、僕めっちゃ好きです! TVerで毎回見ています。出るのが夢だった!」と超ハイテンションで話しかけてきた凌河さん。実は全盲で、この日は地元の幼なじみと一緒。「お兄さんの顔もこいつらの顔も何も見えない」と告白します。
さらに「僕、パリのパラリンピック落選したんですよ! 東京までは出ていて…。男子ゴールボールはパリで金メダル獲ったんですけど、今回は出られなかったんです。東京までは代表でした」と教えてくれました。
早速、奥様のこころさん(31)に電話をかけ、「ここちゃん、夢叶ったよ! 取手で『家、ついて行ってイイですか?』に出会ったよ!」と興奮気味に話す凌河さん。取材Dがこころさんに「家、ついて行ってイイですか?」と尋ねると、「大丈夫です!」と即答。ありがとうございます!
アスリート雇用で、地元の企業に週1日出社している凌河さん。それ以外の日は、トレーニングをしています。「中学校までは健常者で、15歳の時に目が悪くなった。元々白球ばかり追いかけている野球少年だったんですけど…今は視力ゼロです。光は感じる」(凌河さん)。
結婚して2年半、妻のこころさんを猛アタックして射止めました。「かわいい。キレイですよ! 最近は川口春奈や平愛梨に似ていると言われる」とのろけます(笑)。
自宅に到着すると、こころさんが素敵な笑顔で迎えてくれました。こころさんのお仕事は言語聴覚士。病院で言葉が不自由になった人のリハビリを担当しています。
広々としたリビングには、凌河さんが快適に過ごすためのアイデアが散りばめられていました。
こころさんの細やかな気配りがあるため、普段生活する上で不便なことは特にないそう。
料理はこころさんが担当。洗濯、お風呂掃除、ゴミ出しは凌河さんが担当しています。この日は、自らお風呂の掃除を披露してくれました。「鬼嫁なんで!」「言わないで!」と軽妙な掛け合いも(笑)。
2人は、こころさんがゴールボールのボランティアに行った時に出会います。
「凌河くんの目が見えなくなった経緯とか、お互いの家族構成とかいろいろ喋って、“元気いっぱいで面白い人だな”と思ったから仲良くなりたかった」(こころさん)。
こころさんが初めてできた彼女で、凌河さんは「(それまでは)視覚障がいって事もあって、付き合うまでの踏ん切りがつかなかった。付き合ったら相手が考え込んじゃうだろうと思って…。(こころさんには)ビビッときたものがあった。自分の目が見えない事も洗いざらい話せたし、一緒にいて成長できると思えた」。
ある日2人で散歩をした時、帰り際に告白されたそう。「私、視覚障がいの事分からないから、何も知識がないけど大丈夫かなと思ってそれを伝えようとしたら、『全然大丈夫! 関係ないっしょ!』と被せるように言われて…。その一言を聞いた時、“怖がって付き合わないのはもったいないな”と思った。不安がなくなった」(こころさん)。
子どもの頃の凌河さんは野球が好きで、ポジションはキャッチャー。クラスの中心にいて、いい意味で言えば目立つ存在でした。野球もできて勉強もできる進学校を希望し、頑張っていた矢先、目が悪くなってしまったと話します。
野球をやっていた時、いつもは取れるボールが取れなくなり、ボールがどこにきているのかすら分からなくなってしまったそう。中3の4月、地元の眼科に行ったところ、良かった視力が0.7~0.8に落ちていました。毎週検査に行く度に視力が低下し、1カ月後には視力検査のボードすら見えない状態に。凌河さんは「レーベル遺伝性視神経症」と診断されます。
中3の2学期、文化祭や体育祭にみんなと同じように参加できないという理由で、学校に行かなくなってしまった凌河さん。そんな中、同級生のかずやさんが「“お前がいないとつまらないから、学校行くぞ!”って引きずり出してくれた」そう。かずやさんの明るい性格に救われたと話します。
その後は盲学校に進学し、ゴールボール部に入部。初めての代表合宿に行った際、選手たちがみな、経済的にも社会的にも自立している姿を目の当たりにします。それまでは、練習に行く時も、親に付き添ってもらっていたそう。
「みんな競技の第一人者として、パラリンピックという最高峰の舞台を目指していた。自分もこのままじゃダメだな、情けないなと心を入れ替えた。白状や携帯の音声の訓練を受けて、障がいを心から受け入れる事に前進していった。障がいの有無は関係なく、自分のありのままの姿を受け入れる“受容”は大切なんじゃないかなと思う」(凌河さん)。
アルバムには、盲学校の卒業式で号泣している写真も。「濃い盲学校生活だった。3年間で成長することができた。特別な3年間だった」と熱く語ります。
その後は東洋大学に進学し、ゴールボールの日本代表に選出された凌河さん。しかし、彼にはもう一つの大きな試練が待ち受けていました……。続きはぜひ「TVer」「ネットもテレ東」で!
1月12日(日)夜8時50分からは、「家、ついて行ってイイですか?」を放送!
▼ヒットソングの振付師…国民的アイドルとの秘話
▼運気を上げたい!ゴミ拾いをする男
▼デコラファッションが繋ぐ…父娘の絆
記事提供元:テレ東プラス
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。